英単語必勝法


英語学習の中で誰もがつまづくポイントが英単語ですよね。
時間はかかるし、全然覚えられないし、心が折れます。そんな中で自分の英語学習と英語教育の勉強を通して大切だと思うこと、そして実際にどのようにやるのかを説明したいと思います。
しかし、前提として前回の記事でも述べましたが、人にはその人に適した学習法があります。耳から聞く人、声に出す人、フレーズの中で覚える人など、、
今回の方法は大多数の人に効果的であると感じています。(実際に予備校で働いていた頃に多くの生徒に言っていただきました)

単語学習の2つのポイント

頻度

単語学習で重要なのは頻度です。
頻度は英単語学習の肝です。どれだけたくさんの単語帳を持っていたとしても1通りしかやっていなければ覚えている数も少ないでしょう。脳は一度しか出会ったことのないものに対してはあまり覚えようとしません。あらゆること全てを覚えていたら脳が爆発しちゃいますよね、、 しかし、何度も出会うことで「これは大事なことで覚える必要がある」と判断し覚えられるようになります。そして頻度という言葉に関して2つ大事なことがあります。出会う数とその間隔です。これに関してよく引用されるのが以下のエビングハウスの忘却曲線です。
当然ですが時間が経つにつれどんどん忘れていきますよね。この急降下を抑えるには復習しかありません。

出典:https://heart-quake.com/article.php?p=9963

ではどのくらいの感覚で復習すれば良いのでしょうか。これは様々な人が様々な意見を言っているので私もここでは私の意見として述べさせていただきます。個人的には1週間に一回復習するというのからはじめ、定着が良くないと感じたら6日に1回、それでも良くなければ5日に1回と復習の感覚を狭めていき自分に適した間隔を見つけることが重要であると考えます。(私の場合は3日に1回がベストです)

インパクト

頻度に続いて重要なのがインパクトです。単語学習の中でインパクトを出すのは難しいかもしれません。日常生活で考えると、旅行に行ったなど非日常でインパクトのある出来事は普段よりも思い出すことができる割合が多いのではないでしょうか。インパクトというのは視覚的なものだけではありません。語源を知ってスッと理解できた際にはその説明にインパクトが残るでしょう。つまり印象に残ればなんでも良いのです。
頻度とインパクトが大事と説明しました。ではこれをどのように単語学習に活かすのかみていきましょう。

単語学習への応用

先ほど述べた2つの要素を組み合わせながらどのように単語学習を行うのでしょうか。
まず重要なのは単語帳の中で覚えているものと覚えていないものの選別です。単語帳の中で覚えているものをまたみてもあまり効率が良くありません。そのため覚えている単語には単語の横にある□にチェックを入れておくと良いでしょう。そしてその単語は無視しましょう。ここで大事なのが「覚えている」の基準です。これは思い出せたというレベルでは不十分です。単語を見た瞬間に意味が出てくるレベルのものだけチェックしてください。これで選別は終わりです。

次にやるべきことは先ほどの頻度通りに単語帳で単語に出会うことです(英語を発音しながらやるとなお良い)。単語帳一冊に約2000単語ほど載っていますから、1000ずつに分けると良いでしょう。つまり最初の1ヶ月は決めた頻度で1〜1000の□チェックがついていないものを集中的に行い、次の1ヶ月で1001〜2000までを同じように集中的に行うのです。

1ヶ月目:1〜1000の□にチェックつけている単語
2ヶ月目:1001〜2000の□にチェックついている+先月覚えきれなかったもの

2ヶ月目がやばそうと思うかもしれませんが意外と覚えているので追加されるものの負担は誤差であると思ってもらって構いません。

これで基本的には終わりです。最後に単語学習のなかで毎回これだけ思い出せないという単語の対処法です。これがインパクトです。インパクトを残す方法を3つ紹介します。
1つ目はネットで画像検索です。なかなか覚えられない単語をネットで調べ、画像を見てみましょう。そうするとその単語に関連した画像がたくさん出てくるためインパクトに残りやすくなるでしょう。
2つ目は英語の発音を聞くということです。電子辞書やGoogle翻訳などで簡単に発音を聞けます。それにより耳に残りやすくなります。
3つ目は語源を調べることです。多くの単語はシステマチックに構成されているためそのシステムを知ることで容易に覚えられるようになります。
例) inspect: in(中を) + spect(みる)=検査する

まとめ

今回は英単語学習法を扱いました。
重要なのは頻度インパクトです。自分に適した頻度を見つけ、どうしても覚えられない単語にはインパクトを与えましょう。
英語学習の最難関ですが、皆さんの助けと慣れていれば幸いです。

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