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【繊細さん#5】繊細さん(HSP)の4つの特徴 「DOES」の”O”。刺激に過敏。

こんにちは。


ピアノ講師、メンタルコーチとして活動しています。
「One Heart」です。


今日は、繊細さん(HSP)の主な特徴「DOES」についてのお話しの2回目。


前回の記事はこちら☟


HSPという概念を提唱したのは、アメリカの心理学者のエレイン・N・アーロン博士。


アーロン博士のご著書、「敏感すぎる私の活かし方」には、
ご自身もHSPだということから、アーロン博士の体験や研究、研究をもとにしたメタ分析など、多岐にわたりくわしく解説されています。


提唱者のアーロン博士は、人一倍敏感な人には、
”4つの面”があると述べています。
4つのうち1つでも当てはまらないなら人一倍敏感な人ではない、とまで言い切っているそうです。


ひとつずつご紹介していきたいと思います。

D(Depth of Processing):ものごとを深く処理する
O(Overstimulation):過剰に刺激を受けやすい
E (Emotional response and empathy):全体的に感情の反応が強く、共感力が高い
S (Sensitivity of Subtleties):ささいな刺激を察知する

アーロン博士 HSPの4つの特徴


それぞれの言葉の頭のアルファベットをとって、「DOES」と言います。


今日は、2つ目の特徴『O:過剰に刺激を受けやすい』についてご紹介します。


記事後半は、メンバーシップ「繊細さん(HSP)研究所」のメンバーさん限定になります。
前半部分でも十分深い内容になっていますので、このまま読んでいってくださいませ。

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O:刺激に過敏


1. 過剰に刺激を受けやすいとは。具体的な特徴

  • 大きな音に強く反応する

  • 暑さや寒さに敏感で、ザラザラやチクチクした生地など合わない服の素材などがある

  • 静かな時間が必要

  • 痛み、かゆみに敏感


2. 五感の刺激を敏感に受けやすい


ライブ会場などうるさいところが苦手だったり、人混みに異常に疲れたり、においに敏感だったりする人も多いのが特徴。


繊細さんのすべてがこれらのことにあてはまるわけではありませんが、どれかひとつでも当てはまっているひとがほとんどなのではないかと思います。


また、騒がしい場所や乱雑な場所に刺激を強く感じるというのは、必ずしもそういった場所が苦手なわけではなく、強く反応するということでけっして嫌な場所でない場合もあります。


私は、劇場やコンサートホールなど前席のスピーカー近くの席は、音楽のバランスも悪いしうるさいし、一番の理由は集中できないので苦手ですが、劇場やライブ会場という空間は大好きです。


肌に直接触れる服の生地なども、繊細さんは気になる人が多い。


ザラザラしたものやチクチク感じる生地。


最近は、インナーも「ぬい目ゼロ」という完全無補正のものがたくさん出ていますね。
タグなどもチクチク感じる人が多いし、ぬい目もない方がいい。


メーカーさんも、お客さまのニーズにこたえられるようがんばってくれているわけですね。ほんとうにありがたい・・・。


また、匂いに敏感な人もいますね。


わたしは、”タバコ”の匂いがちょっとニガテです。
最近は「喫煙ルーム」といって、公共の場では隔離されているスペースがあるところがほとんですが、喫煙ルームの前を通るだけでもちょっといやーな気分になってしまいます。
とはいってもタバコ吸われる方も、吸う場所が限られてきて、ストレスが溜まっていることと思います。
いろいろご配慮くださっているから、わたしの嗅覚のセンサーもだいぶ楽になっています。(主人も5年くらい前までヘビースモーカーでしたから、その頃からすると嗅覚センサーもだいぶ向上しているのかもしれません)


味覚だと、濃い味や辛いものなど、刺激の強い味や食感が苦手な人。


唐辛子やペッパー類、薬味系の香りのきついものが苦手な方もいますね。
のどごしに刺激が強い炭酸飲料が飲めない人もわたしの周りにはいます。


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身体に感じる五感以外にも過敏に感じることがいろいろとあります。
五感についてとさらにそれを超えたところに、もう少し踏み込んでみたいと思います。


3. ささいなことによく気がつく繊細さんの痛み対処法


痛みやかゆみなど、皮膚感覚に敏感なのは、
繊細さんは、ささいなことにすぐ気がつく人が多いからです。


身体からのサイン、ともいえる皮膚感覚や筋肉痛、慢性痛などの痛み。

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