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公園のアイスクリーム自販機は悪なのか?

こんにちは。Kiwi PR合同会社の植田聡子です。

私の記憶の中では、公設のプールやスポーツセンター、ボーリング場、はたまた都営地下鉄のホームにもあった某メーカーのアイス自販機。自分の中では、大人になると買わないけれど、子育て時期などノスタルジーな記憶が蘇ります。

あの頃、あれ食べたなぁという思い出レベル。きっと娘も「プールの帰りに食べた」と言うでしょう。

その自販機について、相模原の公園にこのアイス自販機が設置されたら、苦情が寄せられているとのこと。そうなのですね・・・。結構驚いています。

「近くにも自販機があるのに、なぜ遊具側の子どもが欲しがる場所に置くのか?」
「アイスを食べさせたくない」
「アレルギーがある」
「食べたいと言われても買ってあげられない」

などなど。

市民のアンケートの自由意見では、「スターバックスの設置」「購買」「お茶する場所」などの声があったとのこと。都庁の頃、上野公園にスタバを設置、のリリースなどを扱いましたし、富山の公園には本当に美しいスタバがあるのは有名な話。

でも、申し訳ないですが、相模原の公園とは集客人数も客層も全く異なります。

民間が出店を検討するとなると、当然ながら収益は重要なポイントですし、ましてやスタバはフランチャイズではなく、直営ですから。

そういう諸々を経ての自販機を設置なのだろうと推測できます。設置する側もコストをかけて実施している民間企業ですから、収益が高いに越したことはありません。目に付く場所に設置したいというのは営利企業ならば当然の話だと思います。

「公園は公設のものなのだから、もっと市民の意見を聞くべし」という声もありますが、この自販機を嬉しく思う人たちは、特段市役所に声あげませんから。

カフェや売店を設置すればもっとコストもかかる、在庫の管理も人件費の管理もある。そういう意味で自販機って、日本特有の文化の一つだと思っています。しかもアイスというのは、賞味期限がない、非常に管理がしやすい商材です。

「子どもが欲しがるじゃないか」というなら、「それを諭すのも親ではないの?」と思います。自分たちも子どもの頃、もしくは育児の頃「買って」とねだることに毎回対応していたわけでもないし。

そこに対し、声を上げることが悪いというわけではないです。いろいろな声があるのは当然です。

公園は市民のものです。サイレントマジョリティのニーズの把握は、マーケティングだけでなく、行政にも必要な要素だと思います。声をあげない方のニーズも含めて、幅広に考えるべき一例だなと。

例えば、景観的に自販機が美しくないという人もいるかもしれません。

特にこのような日常にあまりにも近いオピニオンの場合、賛成意見はほぼ出てきません。購買を強制しているわけでもない、非常に高価な商品でもなく、日本の至る所にある自販機についての苦情というのは扱いが難しいですね。

ちなみに、私は行政の立場、自販機設置社(営利企業)の立場、親の立場、ユーザーの立場、全ての面から「別に問題ないんじゃない?」のスタンスです。

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