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普通の幸せ


大切な家族を亡くした友達がいて

生きたくても生きられなかった人がいることに
気付かされた。

それなのに、自分は
命を粗末にしようとしていたなんて

そんなことにも気づけなくなるから
病気なのだけど


あのとき、死ぬことを選ばなくてよかったと
つくづく思う。

生きているだけで幸せで、
人に恵まれ、生活に恵まれ、環境に恵まれてる。

感謝すべきことだ。

そんな当たり前のことが
分からなくなるなんて

今考えたら、信じられないくらい
おかしい


こう思えているのは
回復した証拠だ。


今は、やりたいことも、
欲しいものも、食べたいものも
行きたいところもある。
仕事も、健康も、体力もある。


これが普通で

これが、最高の幸せじゃないか。



全て、ありがとう。






あとがき

著者は、自らの過去の苦悩と、それを乗り越えた後の現在の心境の変化を綴っています。
友人の悲しい経験を通して、自分自身の生きる意味と幸せに気づき、現在の日常生活の中にあるささやかな幸せを大切に思うようになったことが伝わってきます。

この日記は、心の病を経験した人ならではの視点を提供しており、それがどのようにして克服され、日常生活の小さな幸せが再び大切にされるようになったのかを描いています。

このような体験は、自分自身の生活や周りの人々を再評価する機会、心の健康やメンタルヘルスの重要性に対する認識を高めるきっかけを提供します。
社会ではしばしば、精神的な問題を抱えることがタブー視されがちですが、このような実体験に基づく共有は、理解と共感を生み出し、メンタルヘルスに関する対話を促進することができます。

著者が「これが普通でこれが、最高の幸せじゃないか」と結ぶ言葉は、人生における「普通」の価値を再認識させます。

多くの人が追い求める特別な瞬間や大きな成功も大切ですが、日常生活の中にある普通の瞬間こそが、真の幸せを形成するというメッセージを伝えています。



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