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弱い犬ほどよく吠える

「弱い犬ほどよく吠える」

最近、Twitterや人と会った時によく吠える自分を見て、この言葉を思い出す機会が増えてきたように感じる。よく吠えるわ、自分を大きく見せようと虚勢を張るわでもはや可愛いレベルまできている。

最近、地元を離れて大阪で一人暮らしを始めた。大阪にはほとんど友達がおらず、少ない近畿地方の友達もほとんど会う機会がない。加えて、今は映像制作・編集の仕事をしているおり、家の中で仕事が完結してしまうので、人と会う機会は自分が作らない限り無くなってしまった。

正直、一人でいることは自体はほとんど苦ではない性格なので、割と今の生活が性に合っているといえば合っているのだが、それでもこれだけ人と話さなかったり、一人でいる時間が長いと色々と問題が発生してくる。その一つが、去勢張ってしまうことである。

今でこそ、だいぶ人に対して素直に発言をするようになったが、昔の僕は虚言癖もあったし、去勢を張って知ったかぶりをするなんてことお日常茶飯事であったようなコンプレックスの塊芸人であった。

友達と話している時も自分がさらっと自慢できるタイミングを見計らっていたことも多かったし、時には誘導して自分の自慢にまで話を導くという何ともダサいことをしていたこともあった(こんな感じでよく友達ができたなと思う)。

昔の癖のせいにするつもりはさらさらないのだが、未だにこの虚勢体質がたまに出てきてしまう。特に、人と会っていなかったり、コミュニケーションなどのアウトプットの機会が少ない時は、自分の中に自慢したい欲(承認欲求)みたいのが溜まってしまうので、発散する機会があるとすぐに自慢のタイミングを意識してしまう。

もしかしたら、自慢ではないことも混じっているかもしれないのだが、「最近こんなことを考えている」とか「こんな特殊なことをしている(これは完全にアウトw)」とかを話そうと必死になってしまうし、その質問を欲している自分が間違いなくそこにいる。

それはただただ「すごい」といって欲しいだけの100%承認欲求が生んだ悪しき姿勢であり、一瞬の趣味が悪い快楽に酔っている自分もいて、なお気持ちが悪い。それが無益だとわかっているのだが、どうしてもその去勢や自慢したい欲求が行動や発言に出てしまう。

多分、これは現在の自分自身に実力がないことがわかっていることの裏返しが生んだ行動であり、典型的な「弱い犬」の行動パターンである。客観的に見たらダサいのも分かっているし、相手に取っても自分自身にとっても価値がないことも一応わかっているつもりである。「こんな質問来ないかなー」と待っている自分をふと遠目からもう一つの視点で見ると、気持ち悪すぎて情けなくなる。

ただ、ダサくて寒くて気持ち悪いい一方で、人間らしく欲にまみれている自分が愛おしく感じる時もある。この欲まみれで葛藤続きな感じがまた人生な感じがして、すごく面白いと感じる時もある。ダサすぎてつらい一方で、確実に自分の人格を成長させる良い機会である。

最近の自分に対しての愚痴になってしまいましたが、これが少しでも読んでくださっている方の参考になれば幸いですし、もし似てようなところあるなと思うならコメントいただけると幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。記事にする前にTwitterにて呟いたりもしているので、もし良かったらフォローの方もよろしくお願いします。毎日1回は、その日に学んだことや悩んでいたけどその日に解決したこと、これは真理かなと思ったことを140字かけてTweetしているので、もし良かったら一度見てみてください。


1997年の日本生まれ。