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安田記念

コース解説・レース傾向

直線は525.9m。向正面直線の右奥がスタート地点で、最初の3コーナーまでの距離は約542m(Aコース時)。3コーナー手前に高低差1.5mの上り坂、最後の直線途中に高低差2.1mの上り坂が設けられている。コーナー半径が大きい上に直線も長いのでトップスピードに乗せることが容易.そのためトップスピードの速さとその持続力が求められる。開催後半でとにかく外差し。3年連続勝ち馬は7枠から。
今年はメンバーレベルがとにかく高い。そのため、中団にいる馬も最後方にいる馬も直線で使える脚に大差ないので最後方から全馬差し切りは困難。枠順などの関係から中団くらいに付けれそうな普段は差し追い込み馬を狙いたい。
L3F:11秒前半-11秒ぴったり-11秒後半

土曜日の馬場傾向

重馬場で、当日は回復していくだろうから参考にしない。当日要チェック。

大前提(安田記念・マイルCS 2022)

安田記念2022

外有利、差し有利。上位人気になった馬は、直線で使える脚は皆ほぼ同じ。速い脚を使える馬で決着しその中でも位置取りの差がそのまま着順に表れたレース。特にソングライン、シュネルマイスター、セリフォスは同じ内容で直線も同じ脚。位置取りが着順に。ただ、最後に詰め寄ったシュネルマイスターがほんの少し評価が上になったレース。
イルーシヴパンサーは最後方上がり最速32.6の脚を使ったが届かず。位置取りの差で届かなかっただけで評価を下げる必要はなく、むしろ32.6という限界に近い数字をたたき出したことに意味がある。ずっとエアロロノアに蓋をされていたことも考慮すると0.2秒差の着差をもっと詰め寄れていた。
ソウルラッシュはどん詰まりで完全度外視。

マイルCS2022

1番強い内容なのはもちろんセリフォス。ラスト2F目が10.8のレースを最後方から差し切る鬼脚。すごい。映像を眺めれるだけでわかる、1頭だけ脚が違う。
シュネルマイスターは安田記念2022のイルーシヴパンサーと同じでエアロロノアに蓋をされた。それでも最後エアロロノアを少し離していることを考えるとイルーシヴパンサーより若干強いか。
他に強かったのはソウルラッシュ。直線が長いのに大外回して捲って捕まえに行った。それでいてダノンザキッド、ソダシと差がない。

出走馬診断

・ソダシ

強い。楽に先行出来て直線でも速い脚を使える。去年のマイルCSで通用したようにもちろん通用する能力はある。だが、コースとの相性が良くない。直線が長い上に例年外差し。能力は認めつつも勝つには多少の恩恵は必要。
トップスピード:A
加速力:A
コーナリング:未評価
持続力:A
東京では求められない加速力とコーナリング性能はそれほど良くないが求められる2つの要素は申し分なし.ただしヴィクトリアマイルの内容からソングラインを逆転することは不可能に近い。

・ジャックドール

中距離G1の大阪杯で勝ったが中距離にしてはメンバーが手薄で、TB有利でもあった。マイルの猛者勢揃いのレースで、初マイルの中人気するようならわざわざ買わない。
トップスピード:A
加速力:A
コーナリング:未評価
持続力:A

・シュネルマイスター

前走マイラーズCが強すぎる。内前TBではあったもののそこまで強いバイアスはなかったので人気馬がしっかり実力を出した。その中でもシュネルマイスターの脚は違った。ただ、後方からになるのが気掛かり。直線が404mの京都で差し切れたから東京でも差し切れそうだが、この馬の前にも強い馬は沢山いる。また、マイラーズCは11.1-11.5-11.5だったが安田記念はL2F目がもっと速くなる。11秒フラットの中位置取りを上げるには10秒台の脚を使う必要がる。無理ではないが、さすがに限界もある。
トップスピード:A+
加速力:B
コーナリング:未評価
持続力:A
真ん中くらいの枠がいい。

・ソングライン

前走ヴィクトリアマイルの内容が濃い。ラスト250mあたりから鞭を入れてソダシを差し切った。ラスト2F目が11.0なのを鞭入れずに走っているので基礎スピードが高く完全に東京向き。ソダシを完封した能力はもちろん牡馬と混ざっても上位。
トップスピード:A+
加速力:A+
コーナリング:未評価
持続力:B+

・イルーシヴパンサー

前走中山記念は前が詰まって終戦。度外視可能だが、むしろ収穫が大きいレースだった。スタート決め手出していっても上りを使えた。ただ中山だったことで求められた上りは速くなかったので、東京でも同じことができるかと言われるとわからない。ただ、基礎スピード、トップスピードが速いので、中団からでも速い上がりを使えるのならば勝てる。
スピード:A+
加速力:B
コーナリング:未評価
持続力:A+

・ソウルラッシュ

評価は上述のマイルCS2022通り。マイラーズCも強い内容だったがシュネルマイスターとガイアフォースにスピード負け。人気馬の中だとトップスピードは遅い馬。ただ、マイラーズCより安田記念の方が上りはかかりそうなのはプラス。
トップスピード:B+
加速力:B+
コーナリング:未評価
持続力:B+

・ガイアフォース

前走強い内容もシュネルマイスターに力負け。後ろから差された形で逆転は難しそうだが、マイラーズCでは直線でソウルラッシュに蓋をされて外に出す不利あり。そこから鋭く加速して鞭入れてから180m程度でゴールだったがその間は伸び続けていた。マイラーズC組は高評価できる。
トップスピード:A
加速力:A
コーナリング:未評価
持続力:B+

これ以下はかなりの展開などの助けがないと厳しい。

隊列予想




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