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ダービー卿CT

コース解説・レース傾向

おむすび型の外回りコースを使用。1コーナー横のポケットがスタート地点でコーナーを3つ回る。高低差は5.3mとJRA全10場中最大で、その最高地点がこのコースのスタート地点となる。2コーナーまで約240mと短い。外枠不利、ペースは落ち着きやすそうだが直線の急坂まで終始下り坂で差しが届きやすい。直線は約310mでゴール前に高低差2.4mの急坂がある。Bコース替り初日。
前傾ラップになるレースで差し有利。2018~2020はイン差し有利(道中ラチ沿い追走)だったが近2年は外差し有利。特に去年は直線一気が決まった。
今年は逃げるのが恐らくベレヌス。ベレヌスはスローで逃げるタイプ。京成杯AHでは中山でラスト3F11.3-11.3-11.8と速い上がりが必要になるくらいスローだった。(35.5-34.4)
枠とTB、Cr性能と加速力が大事。

出走馬診断

・ジャスティンカフェ

2走前マイルCSでは前が詰まって最大出力出せず。スムーズなら勝ち負けしてた能力はあり、このマイルCSは現役最強マイラーの集まりで相当レベルが高かったと思う。この超ハイレベルレースで勝ち負けが見えた能力はここでは一枚抜けてる印象。マイルCSではラスト2F目10.8秒、毎日王冠ではラスト2,3F目11.3秒とかなり速いラップの中を軽く促すくらいでグングン前との差をグングンと縮めた基礎スピードとトップスピードの高さはYAVAY。
前走東京新聞杯でも前が詰まった。間に合いはしなかったが前有利なTBで最後方から追い上げた。
Cr性能はわからないがメンバーレベルはグッと下がり適性考えずに能力だけなら確勝級。極端に内前有利なTBでない限り外を外をスムーズに回って来るだけで勝てそうな相手レベル。適性云々の話はあるが、適性は能力で凌駕できる。(能力>適性)
トップスピード:S
加速力:A+
コーナリング:評価不可
持続力:A+

・レッドモンレーヴ

3勝クラスでのハイレベルレース秋色Sで2着。この時の勝ち馬ジャスティンスカイはリステッドの洛陽Sで昇級1発回答しているように上のクラスでも通用する力はある。しかしこれまでのレースは緩い流れからの末脚勝負で、今回のレース質とは真逆。また、同じようなキャラがジャスティンカフェなのでどっちを上にとるかと言ったらもちろんジャスティンカフェになってしまう。
トップスピード:A
加速力:未評価
コーナリング:評価不可
持続力:未評価

・ゾンニッヒ

レッドモンレーヴと同じく秋色Sに出走していた馬。秋色Sでは末脚勝負で負けたがこの馬の長所は他馬が垂れるレース質の時に垂れないこと。今回のレースはまさにそれで、秋色Sでレッドモンレーヴに負けはしたものの巻き返し可能.中団前目を取れるくらいの最初の脚もあるので崩れにくそう。
トップスピード:B⁺
加速力:B+
コーナリング:B+
持続力:A
中山巧者なのは絶対にばれているのでオッズが付かない。
※枠順確定後追記
ベレヌスが14その隣にファルコニアが入ったことで大外枠だが外3番手を取れる可能性が高い。前有利なら。

・マテンロウオリオン

NHKマイル後良績なし。それもそのはずNHKマイルは差し有利で恵まれた。前走東京新聞杯では内有利のTBでスムーズに抜けてこられたが、6着0.4秒差の負けではあるものの高評価はできない。加速力に乏しく持続力には長けているためポツンからの捲りなら面白いが、そもそもポツンするかわからないし外有利のTBが必要と注文が多い。
トップスピード:B
加速力:B-
コーナリング:未評価
持続力:B+

・インダストリア

東京はトップスピードと持続力の無さで厳しい舞台。加速力は長けているので直線の短いコース向き。3勝クラスを勝ち上がった時の勝ち方は圧巻で上でも通用しそうな楽な勝ち方。前走の負けで人気落とすようならここは狙い目か。
トップスピード:B
加速力:A
コーナリング:未評価
持続力:B-

・ミスニューヨーク

前走京都牝馬Sは内有利TBを最後方から大外ぶん回しで度外視可能。上り2位33.3の脚はしっかり使っているので展開や馬場が向かなかっただけ。ベストな中山1600に条件が好転するので前走より上昇は見込める。
トップスピード:B
加速力:B
コーナリング:B+
持続力:A

・ウイングレイテスト

前走小倉大賞典は極端な内空け馬場を大外回す一番ロスの多い競馬をした。その割には止まっておらずこれで評価を落とす必要はない。ただこれまで戦ってきたメンバーを考えると厳しいか。3勝クラスを勝ち上がった時の2,4,5着馬がレッドモンレーヴ、ゾンニッヒと同じく秋色Sに出走していたが惨敗していることからも力は足りなそう。

・ファルコニア

評価の難しい馬。正直、よくわからない。馬券内に来る時は常に展開やTBに恵まれた時。京成杯AHでは勝ちはしたものの前有利の中ミスニューヨークに詰め寄られた。先行できる脚アリ。
※枠順確定後追記
ベレヌスのすぐ隣を引いたことで2番手に楽に付けられる。ウイングレイテストよりは強い。

・タイムトゥヘヴン

去年の同レースの勝ち馬。それ以来ずっと上がり3位以内の脚を使ってるので能力が衰えているわけではない。東京だとトップスピードが足りないので中山向き。去年同様差しが効くなら今年も出番アリ。ただ、出遅れ癖があり捲りができるタイプではないので去年同様直線一気。馬群が密集しやすい中山1600ならまた届くかもしれないが、この馬が届くならジャスティンカフェも同じように届く。

・アナザーリリック

福島牝馬Sは差し有利で恵まれた。前走は案外な内容だったが人気がないのなら。ただこの世代の牝馬はレベルが低いのでどうか。

・スカーフェイス

展開待ち。

・ベレヌス

単騎濃厚。




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