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七夕賞

コース解説・レース傾向

直線は約292m。4コーナーポケットからのスタートで、コースを1周強する。1コーナーまでの距離は約505mと長い。直線と向正面に緩やかな上り坂が設けられている。
スタート後200m下り坂が続く上に1コーナーまでの距離が505mとかなり長いためテンが速くなりやすい。
基本的には捲れる馬が有利で、前には厳しいレースになりやすい。上がりがかかるのでトップスピードは要求されない。

出走馬診断

・バトルボーン

昇級で初重賞で1人気。捲りが入って前に厳しくなりやすいレースでわざわざこの馬を買う必要性を感じない。実績的にも前ならフェーグロッテン。
基礎スピードが高いタイプで、弱い馬相手だから基礎スピードの違いで位置取りが前になるタイプのように感じる。基礎スピードが高い逃げ馬ということでイメージはジャックドールに近い。
この馬のレベルからすると戦ってきた相手が弱すぎるので4要素の評価は不可能。

・フェーングロッテン

しぶとい逃げ馬。単純に強いが、差されてからの二枚腰が持ち味で、ってことは単勝には不向き?
逃げ馬の4要素は評価しづらい。

・セイウンハーデス

前走は特殊馬場で評価しづらい。これもバトルボーンと同じで前が厳しくなるこのレースで買う必要性は感じない。前厳しくなるなら、粘り強いフェーグロッテンを上にとるのが普通。

・エヒト

スタートはそんなに速くないが、馬群でも競馬できるし捲る競馬もできる。加速力もそこそこある上に持続的も高いので小回りで安定した成績。直線が長い新潟での新潟記念と海外を度外視すると安定した成績で能力最上位。しかし、1枠1番と捲りにくい枠に入ってしまった。捲りが有利なレースで、捲りが得意な馬がこの枠はさすがにマイナス。捲りが起こる中で馬群から一気に突き抜けられるほどの加速力と能力はないと思う。
トップスピード:未評価
加速力: B+
コーナリング:A
持続力:A

・テーオーソラネル

これもバトルボーンと同じ。

・ヒンドゥタイムズ

前走鳴尾記念はかなりイン有利の中外を回して上がり最速勝ち馬と0.3秒差なら悲観する内容では無い。更に、スタートはそこそこ出たがすぐ外のボッケリーニに前カットされて位置を下げた小さな不利もある。チャレンジカップ2022ではエヒトに先着されたが、これもイン有利の中エヒトは比較的内目を通りヒンドゥタイムズは大外回って0.2秒差とこれも悲観する内容では無い。
ただ、差し有利でほとんどの馬が外を回しぽっかり空いた内を突いて恵まれた小倉大賞典で勝ちはしたもののバジオウと0.1秒差は少し物足りない。
トップスピード:未評価
加速力:B
コーナリング:B+
持続的:A

・カレンルシェルブル

前走度外視。2走前福島民報杯では抜群のCr性能を見せて完勝。同じような競馬をしたバジオウとサトノエルドールは沈んでいった。
トップスピード:未評価
加速力:B
コーナリング:A+
持続力:A

・グランオフィシエ

中山でサンストックトンに力勝負でしっかり勝った。前走メトロポリタンSもそこそこの内容で勝ち。
サンストックトンはバトルボーンともやり合える力はあるのでその馬に勝ったのならグランオフィシエもやれなくはない。バトルボーン相手に東京で0.8秒差付けられて負けてはいるが、この条件なら巻き返しは可能。サンストックトンに勝った迎春Sはラスト200mからやっと追い始めて差し切っただけに直線の短い福島でも十分。

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