スワンS

コース解説・レース傾向

・京都競馬場外回り。初角までの距離は512mとかなり長いがスタートして200m後に高低差約4mの上り坂を迎えることでペースはそこまで速くならない。初角までの距離が長いこと、コーナーが緩やかなので枠順による有利不利は少なそう。上り坂を終えたら今度はずっと下り坂で直線はほぼ平坦。直線の距離は403.7mとやや長め。直線長い、平坦なので差し馬はトップスピード能力必須。
・コース形態は中京1200m,1400m,1600mと似ている。スタート後すぐに上り坂で直線が長い。中京は直線が412m急坂、内枠有利なレイアウト。
以上を踏まえると中京で先行して垂れた馬、外回して差し切れなかった馬を狙いたい。（該当馬いるかな？）
・距離短縮ローテ有利。

・エクセトラ

前走は前有利、直線前壁で度外視可能。連勝時の内容から能力の高さは見込めるがさすがにここでは。

・ルガル

前走不利がなければ勝てたかもしれないレースだがレースレベルは低い。葵S組のその後も不振なので葵Sも低レベル。

・ウイングレイテスト

速いテンと堅実に伸びてくる末脚が持ち味で確実に一旦は抜け出すタイプ。前走ソウルラッシュ相手に良い内容だったが楽に離れた二番手を取れて恵まれたレースでもあった。前目から確実に伸びてくるので侮れない存在だが中山がベストな印象で、京都ではトップスピードが足りない。
加速力: B
コーナリング:A
持続力:B

・トウシンマカオ

速い上がりも遅い上りもどっちも使える馬。距離延長ローテでスプリント戦よりは位置取れそう。今回のメンバーの中でのスプリント馬の中では最上位。

・グレナディアガーズ

溜めて末脚勝負の馬。ただ速い上がりは使えず展開無視で突っ込んでくる能力はない。上がりがかかって前が崩れる展開待ち。

・アヴェラーレ

速い上がりが使える差し馬で能力も申し分ない。間違いなく最上位。ただ1600mでの差し馬を1400mで狙うのは怖い。実際京王杯では全くついていけなかった。差し損ねに張りたい。

・ララクリスティーヌ

京都牝馬Sは強いが有利だったインを立ち回って直線で綺麗に前が開く全くロスのない競馬

・ウインマーベル

速い上がりは使えなくはないが速い上がりのレースで上り上位の脚を使える馬ではなく、速い上がりのレースでは位置と持続力で何とかしてくるタイプ。京王杯が良い内容で持続力が光った。下り坂が続き緩みのないワンペースで直線が長いコースは向きそう。出遅れが目立つが多少の出遅れなら何とかなる外枠、スタート抜群の鞍上に変わるのは好材料。

・ロータスランド

徐々に短距離に適性が変化。今では1600mは確実に長い。関屋記念ではディヴィーナと一緒に抜け出しそうになったが残り200mの標識でパタッと止まった。1400mはギリギリ持つ範囲で、新潟で先行して粘れず惨敗、しかも距離適性範囲外でオッズが急落しそうな今回は狙いたい。前走は衰えではなく適性外。

中京で先行して垂れた馬、外回して差し切れなかった馬はいなかった残念。