イベルメクチンのAll-cause mortalityのアウトカム

公開にしました。
イベルメクチンのAll-cause mortalityのアウトカム

Bryant 2021 15研究
Roman 2021 5研究
コクラン 2研究

Bryant 2021 15研究は、さすがに、トンデモ論文が含まれていて無視。
Roman 2021 5研究とコクランの違いは、

2研究が、外来症例で除外している。
1研究は、母集団にSARS-CoV-2陰性の参加者が約30%なので、さすがに。

コクランのKirti 2021は、他のSRでは、Ravikirti 2021となっているが、同一論文。コラクランは、moderate‐to‐severe で採用だが、どうもmildも含む感じ(原著で確認してないが)。

まあ、だったら、外来症例の2研究を含めても良いと考え、2研究を追加。

コクラン採用
Gonzalez 2021 ROB some:severe-mode:Mexico (n = 73)
Kirti 2021 ROB high:severe-mild:India (n = 115)

Roman 2021で追加(コクランは外来症例で除外)
Chaccour 2021 ROB low:severe-mild:Spain (n = 24)
López-Medina 2021 ROB high:severe-mild:Colombia (n = 398)

ともかく、イベントが少ない。エビデンスの確実性は、低~非常に低です。

López-Medina 2021などをみると、「私は、200人にイベルメクチンを使用したが、1人も死ななかった。だからイベルメクチンを使うべきだ。」の本当の意味が分かるのではないでしょうか?

参考文献:
参考文献:
Bryant 2021 15研究
https://journals.lww.com/americantherapeutics/Fulltext/2021/08000/Ivermectin_for_Prevention_and_Treatment_of.7.aspx
中程度の確実性の証拠は、イベルメクチンを使用すると、COVID-19による死亡を大幅に減らすことができることを示しています。
Roman 2021 5研究
https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciab591/6310839
標準治療またはプラセボと比較して、IVMは、ほとんどが軽度のCOVID-19の患者において、RCTのすべての原因による死亡率、LOS、またはウイルスクリアランスを減少させませんでした。
コクラン 2研究
https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD015017.pub2/full/ja
プラセボや通常の治療と比較した、イベルメクチンの治療後28日目の効果は分かっていない:‐ 治療後28日目の死亡数の増加または減少につながる(2試験、422人)

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