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長崎裏山冒険紀行~小ヶ倉岩場編~

こんにちは。
長崎県雲仙市のアウトドアショップ
マウンテンウエストピークです。

毎日お家の窓から眺めている山。
通勤の車窓から眺めている山。
街を歩きながら眺めている山。

そんな、普段眺めているお山に潜む冒険を
マウンテンウエストピークが紹介する
長崎裏山冒険紀行。

第一回目に紹介する山は、長崎市内の隠れた冒険スポット
小ヶ倉岩場です。

FireShot Capture 199 - 地理院地図 _ GSI Maps|国土地理院 - maps.gsi.go.jp

この小ヶ倉岩場、まるで国東半島の耶馬のような見た目と岩質で、標高120m程、距離にして200mもない裏山の岩場とは思えないような素敵な
冒険が出来るスポットなのです。

今回は、その小ヶ倉岩場を西から東へ縦走するルートを歩きます。
ちなみに、裏山で面白そうな岩場を探す場合、国土地理院が発行する
地形図を眺めていると見つけることが出来ます。

FireShot Capture 204 - 地理院地図 _ GSI Maps|国土地理院 - maps.gsi.go.jp

この図は、一枚目の中心付近の拡大図です。
等高線と呼ばれる10m間隔に引かれる線の中に、イモムシのような
モコモコが確認できます。このモコモコが岩場を表す地図記号です。
裏山冒険ジャンキーは、どこの山域の地形図を見るときでも、この
モコモコを探してはGoogleマップで確認して、冒険の可能性を
探っているのです。

さあ、さっそく取り付いてみましょう。
取り付きは小ヶ倉幼稚園隣の八幡宮から。八幡宮への階段を登ると
祠の左手から入山です。

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山に入ると、土砂崩れ防止ワイヤーは張り巡らされている急登を登り、東へ進むと小ヶ倉岩場の西端です。
少し見にくいですが、木々の隙間にそびえたつ岩場が見えてきました。

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通常ルートは、この西端を左に巻いて岩場が低くなっているところにあるトラロープから乗り込むようですが、今回は小ヶ倉岩場完全縦走が目標のため、少し危険を冒して巻かずによじ登ります。

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脆く崩れる岩と、小指ほどの細さの木の根に慎重に体重を分散しながら登ります。正直、このルートはお勧めできません。落ちた時のリスクが大きかったのですが、崖の中腹ほどで降りる危険と登る危険を天秤にかけて、登ることを選択。時間をかけ慎重に登り小ヶ倉岩場の西端に立ちます。

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まさに端っこ!女神大橋まで遮るものがありません。
こっからは、サクサクと東へ向かって進みます。

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いったんよじ登ると、後は岩に沿って進むイージールートですが、万が一落ちるとシャレにならない高さなので、油断せず慎重に歩きます。
怪我無く自分の足で歩いて下山。これが基本です。

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こんな岩場や

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こんな岩場や

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こんな岩場!とても長崎市内の裏山とは思えないでしょ!

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そろそろ、この縦走も終わりが近づいてきます。振り返ると縦走してきた、テーブルマウンテンのような形をした岩場を眺めることが出来ます。
素敵な眺めです。

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そしていよいよ、東の端へ到着です!

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長崎の街並みの中に、異質な岩場。
何とも不思議な光景です。
この場所から、数十メートル下るだけで、民家脇の道路に出ることが出来ます。最高のアクセスですね!

下山して、街中を歩きながら振り返ると

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小ヶ倉岩場が見送ってくれてました。
僕はこの裏山の岩場を、畏敬の念を込めて長崎耶馬と呼ばせて頂きます!

いかがでしたか。
第一回目の長崎裏山冒険紀行。
故郷の山を見直す機会になると幸いです。

裏山といえど、危険がイッパイです。
今回紹介したルートに挑戦する際は、十分な装備と慎重な行動で
安全登山で楽しみましょう。
合言葉は「怪我無く自分の足で下山」です!

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