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誰に読まれるわけでもないKindle出版で思うこと

Kindle出版をはじめて、本日でちょうど1年半となりました。

ちょうど節目ということで、そんな立場から、
たまにはKindle出版についてまじめな記事を書いてみようと思います。

1年半の間、ブログのフォームやTwitterのDM、それからレビューを通してたくさんのご感想を頂きました。

厳しい意見もあれば、役に立ったなどと言ってくださる方も本当にたくさんいらっしゃって、嬉しい限りです。

Kindleにしろ、ブログにしろ、
人様の人生に入り込む力があると、
そんな風につくづく思うところです。

そんな中で、出版前にもっと確認しておけばよかったところがたくさんあって、後悔ばかりしています。

なぜか出版前になると、早く出版したいと気が急ってしまうのです。

どんなに反省しても、見落としてしまう、
私にとって、やり方を変えていかないといけないところです。

1年半のうちにKindle出版の戦略も大きく変わりました。

その間、いろいろなノウハウが出回っていました。

固定レイアウトの本も流行りましたね。
一時期は、固定レイアウトの本ばっかりが売れ筋ランキングの上位にきてて、「あれずるいなー」と横目で思ってました。

しかし一方で、印税やランキングに好影響を及ぼすなら、それはそれで「あり」なのかなとも思ってました。

別に私は、印税を増やすための工夫が悪いこととは思っておらず、取り入れたいところは取り入れて、ルールの範囲内で好きにやれば良いという考えを持ってます。

継続するためには必ず一定の成果が必要ですからね。

ただそれはあくまで先々まで通じる工夫での話です。

今、売れ筋ランキングを見ると、
あれだけランキング上位を占めていた固定レイアウトの本がほとんどなくなっているように見えます。

もちろん残ってる本もありますが、減ってるのは間違いないです。

おそらく、ランキングの判定でKENPに対する比重が下がって、有料販売数など他の要素への比重が上がったのではないかと。

それは結局のところ、
そのノウハウは間違っていたのではないかと思うわけです。

「間違っていた」という表現は適切ではないかもしれませんが、
少なくともAmazon、もしくは読者には良い風に映らなかったということは言えるはずです。

実際、文章主体の電子書籍であれば、電子書籍ならではの良さを一部潰してまっていますし、バグもありますし。
(固定レイアウトを活かした本もたくさんありますので、そうした本について否定するつもりはまったくありません。)

Kindleは本当に大きなプラットフォームです。

年齢層も職種も置かれている立場も何もかも異なる方々が利用されています。

そんな大きな対象の中ですので、立ち回り方はたくさんあります。
それは裏を返せば「これだ」という画期的なノウハウは存在しないのではないか、私はそう考えています。

Kindle作家さんどうしの読み合いに関しても、
自身の至らない部分や新しい価値観を教えてくれる、
とても意義深いことだということはよくわかります。

ただ、内輪で広げるのではなく、外へ広げていかないと、ジリ貧になるのは目に見えています。

コミュニティが大きくなりすぎると、これまでは見逃して(もしくは見損じて)もらっていたところに、目を向けられて、またルール変更を余儀なくされてしまいます。

そしてそれは、Kindle全体に影響を及ぼすモノとなり、これからKindle出版をはじめる方々にとって、大きな弊害になってしまうとも考えられます。

杞憂に終わればいいですが、どこがで手締めしないといけない気がしてます。

生意気なことを書いてしまいましたが、
私もKindle出版に取り組む姿勢という意味では負けてないと思ってます。

混乱させるつもりもありません。

この記事を通して伝えたいことは、

もっと普通の戦略で良いんじゃないかな

ということです。

1年も経たずに通じなくなっていては、それは「ノウハウ」とは、なかなか言えないのではないかと思うわけです。

結局、何が足りないのか、読者はそれを教えてくれないので、周りからヒントを得つつ最後は自身で考え導き出すしかありません。

1冊、2冊では足りません。

私の場合、10冊ぐらい出版して、ようやく足りない部分や自分なりのやり方が見えてきました。

「副業」という枠を取っ払えば、
Kindleは自己表現できる最高のプラットフォームだと思います。

はじめのうちは、周りを頼りつつ、楽しみながら取り組むのがイチバンです。

何とも腑に落ちない締め方で申し訳ありません。。

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