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乗り越えなければいけない課題

入院中、5回の手術と数々の痛みに堪えてきました。
身体の痛みは耐えることができましたが、精神的に辛いことを耐えるのは非常に難しいと感じています。

というのも、「自分の傷口を見てしまった」のです。
正しくは見なければいけない状況になってきたと言うべきでしょうか。

今まで処置中は一切自分の傷口は見ないようにしてきました。(マスクを目まで上げて顔全体を覆っていました)
「見たらショックを受けると思う」と言われていたのです。

しかしながら、退院するときの条件として
「傷口を自分で洗えるようになる」
という課題があります。
これが「もう一つの厄介な課題」です。

医師に少しずつ慣れていこうと言われ、
試しにチラ見した際、想像以上のひどさに声をあげて大泣きしてしまいました。

泣き出す私に配慮して、
医師も「私も自分の足だったら耐えられない」
研修医も「僕も初めて見たのでブッ倒れそうです」
とフォローしながら処置をして下さいました。
(文字に起こすとひどい感じがしますが、あくまで同情して下さり、とても優しいです)

色々なことを考えて切なくなりましたが、この病気は命を落としたり、足を切断することも珍しくない病気です。
私は生きている。足も形が変わっているとはいえ、ちゃんとくっついている。

祖母には「病気に勝った証だ」と励まされました。自分の意識を変えて、頑張ろうと思います。

#壊死性筋膜炎
#人食いバクテリア
#A群溶血性レンサ球菌
#劇症型溶血性レンサ球菌感染症