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幸福を得るためのゲームを、「幸せをお金で買う」5つの授業 から考える。

の話なんですけど、元々の話は本で紹介されている内容をもとにしています。下記の本はお金の使い方で幸福度をちょっと高められるよというお話です。


お金を使うと幸せになれるゲーム


* 体験にお金を使え
* 他人にお金を使え
* 所有することが幸せにつながるとは限らない。

 非常に近いところではPokemon Goのスポットがあって
あれは課金等で手に入るアイテムをスポットに刺すことによって、30分ポケモンが湧きやすくなる。というもので、この効果は自分だけではなく周りの人にも効果があり、幸せのおすそ分けのような効果がある。

誰かがそのゲームに課金すると、ものが増えていく。とか巨大なモンスターに立ち向かうなにかが手に入る。みたいな仕組みを作れたらどのくらい経済が回ったりするのか。幸福感を感じるのか。みたいなところに興味がある。

幸福度が高いゲームへの課金とは?

 本の中の手法の一つに「先払いして報酬をあとから得る」というものがあります。わかりやすく言うと、アマゾンギフトカードを買っておいて、欲しい物が安くなったときに買う。みたいな手法ですね。これをすることによってお金が減るという苦痛は先に終わり、ものが届く喜びがあとから来るのでより幸福を感じることができる。というものです。

で、この仕組みをゲーム課金で考えると、どういうのがあるかなーと考えていたのですが、一個これだなというのがあってフォートナイトやApex等の「バトルパス」がこれにあたるなーと。バトルパスは先に数千円の「権利」を購入することで、ゲーム内のレベルがあがった際に追加の報酬を得られる。というものです。この仕組みってお金を先に払って報酬をあとから受け取るという意味ではまさに幸福を最大化するものですよね。

ガチャは体験か?問題

 ギャンブルが人を幸せにしてるとは言い難いよね。というのはだいたい同意を得られると思うのですが、そういえばこの本にはギャンブルの話がなくて。ギャンブルはリターンがあるとはいえ、体験を買ってるといえるのか?それとも、リターンの率が少ないとはいえ投資と言えるのか?

 そういう意味では宝くじは体験を買ってるとも言えて「今年も買ったよー、あたったらどうする?」みたいな話を周りとするためのツールだったりするのかも?

 というところまで考えて、じゃあガチャってどうなんだろう?というところが最近の悩みどころではあります。ほしい商品が手に入るとは限らないって意味ではギャンブルに近い、でもゲームを通した一連の流れ的には「体験」だよなぁ。しかし、ゲームをつうじて他者とのコミュニケーションが取れてるならいいんだけど、最高レアだ、イベントだ。と続いていくと果たしてそのゲームはプレイヤーを幸せにしているのか?とちょっと悩みが出てきます。

レイドがあるゲーム

 レイドのような多人数対戦があるゲームへの課金は、自分の強化も含むけど、実は同じチームの人達への投資なんじゃないかと思うこともできる。という意味では実はこれも擬似的に他人にお金を使ってる。という状況なんじゃないか?

というわけで

 なにかしらの世界を共有する仕組みがあって、公共物に投資するようなゲームがあると、ちょっとした社会実験ができて面白そうだなーと思っているんですがいま一歩ゲーム制作として踏み切れきれないところがあります。なんかこうしたら面白そうじゃね?というネタがあればぜひお話したりしてみましょう。というお話でした。

おまけ

* 例えば、重課金して軍団を持つみたいなのは幸福なのか?
* 公共物に名前を残せる。田中橋みたいな?
* 時短も幸福度をあげるものとして上がってるけどゲームの世界ではあんまりうまく回ってない気がする。レベリングと直結するからね・・・
* ポケモンのスポット自体が課金で建てられるものだったら逆に殺伐とした世界になってそうな気もする。

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