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ネガティブケイパビリティの適応対象

ネガティブケイパビリティという能力がある。
日本語では不確実性への耐性と訳される。

VUCAの時代とも言われるが、今の社会では不確実なことばかりで、簡単に答えをわかることができない。

そんな時に大事になってくることが、ネガティブケイパビリティである。
つまり、「わからない」という状態に耐える力である。
問いに対して答えをこれだと決めてしまうことの方が簡単である。
むしろ、「わからない」ことを「わからない」と受け入れて、それに耐えることが必要なのだ。

ただ、この能力を適応していくとき、果たして何に対してなら適応していいのかはまだよく明らかになっていないと思う。
わからない、わからないばかりで、決定から逃げてしまうこともあるのではと自戒を込めて思ったり。

ChatGPTにネガティブケイパビリティはどんなときに有効かを聞いてみた。

複雑な問題: 明確な答えがない複雑な問題に対して。
創造的プロセス: 芸術や創造活動における試行錯誤の過程で。
人間関係: 他者の感情や動機を理解するための忍耐力として。
ただし、緊急性が高く、迅速な対応が求められる状況や、明確な答えが存在し、その答えが求められている場合には、結論を出すことが重要です。バランスが大切です。

こう見ると、大事なのは、「問い」の難易度、目的を見極める力が必要だと思う。

これは答えを出すためにどれくらいの労力が想定されるか、
この問いの結論の必要性、期限を目的からどう言えるか。

ネガティブケイパビリティを適切に扱えるために、
問いを見極める力も必要になってくるのだと思った。


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