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本紹介(心理学-未来は決まっており…)

未来は決まっており、自分の意志など存在しない。
心理学的決定論


こんにちはhikarumです。

普段、海外ミステリ・海外SF小説、人文系・科学系の教養本を読みます。

最近、再就職してしまい、前ほど頻繁に投稿出来なくなりました💦

今日は
本紹介です。

まだ、途中までしか読んでないですが、
かなり面白かったので、書きました。

タイトルは

未来は決まっており、自分の意志など存在しない。
心理学的決定論


という、少しショッキングな題名です。
新書なので1000円程で買えます。

作者も前置きしてしてますが、

この本の内容は、科学的に100%正しいものというわけではなく

著者の個人的思想を(といっても、ちゃんと元にした研究や、本などは挙げています)を優先して書いたとのことで…

結構、ぶっ飛んでますが、枠にとらわれない考え方が面白かったです。

この本の大前提として

人間に自由意志など存在しない、
必要な情報さえあれば、人間の思考や行動は推量出来る…

ラプラスの悪魔

とかいうみたいです。

第1章 自由意志と決定論と



一例として、一般的には

思考があって行動がある

と、考えられてます。しかし、この章では

行動が先で後に思考


が起こる

研究を引用されてます。

例えば、

私たちが、

複数の異性の写真を見て並べてみるとすると

好き(好み)
という感情が起こる前に


眼球運動(視線)
が、
その人をより多く見ているらしいです。

好みだから、目がいく

ではなく、目がいく人が好みの人


(素人としては、卵が先か鶏が先か、みたいですが、いちいち面白いです。)

また、最新の心理学では

枯葉の意識



人間の意識

の違いは

情報の変換の複雑さの違い


だけらしいです。(後の章で、説明されるみたいなので楽しみです。)

第2章 暴走する脳は自分の意思では止められない


この章はより過激で面白かったのです。

印象的な、部分は

自由意志
などなくて決まっているならば、

シリアルキラー(複数殺人者)
小児性愛者
性犯罪者

など

も、保護や支援をするべきでは?

と書いてありました。(ここは書けば書くほど、気分害する人も出てくるかもしれないので、大雑把な書き方ですみません。気になれば読んでみてください)


結局、人間の数%は

そういった脳の設計で生まれる


わけで、本人(➕まわりも)がどれだけ努力しても、矯正・更生出来ない部分はあるでしょう。

そもそも
矯正・更生する為に、脳をいじくるとか(本人の同意なしに)薬物投与するという方法も論外です。

といって、今みたいに刑罰だけで抑止するのは限界がある

結局のところ

喫煙者、ギャンブル依存

が一定数いるのと

同じように

小児性愛者も

一定数いる。

まだ、人々が生理的に許せるのは

喫煙者やギャンブル依存ではないでしょうか?
(たとえ、その小児性愛者がまだ犯罪に走ってないとしても)


その許せるという判断基準も

多数派の好悪の感情

でしかないかもしれません。

作者はマジョリティというよりは
その数%のマイノリティの側(シリアルキラーとかは、極端ですが、脳の障害や病気を持ってる側)に立っているという感じです。 

勿論、シリアルキラーと一般的な脳の障害を同列と筆者は考えてないので…

ちょっと、本の紹介としても難しいですね、不快な思いする人がいないように、書いてるつもりです。




他、アニメやサイコパスなど、色々な話題に触れてます。

なかなか、読書時間をしっかりとれてないので、良い紹介文になってない気がして、著者の方に申し訳ない気がします。


第3章以降も変わらず面白ければ、後半の内容も投稿しようと思います。


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