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Census 2021 がやってきた!


2日連続での投稿(イギリス時間)は初めて😉

書きたいことが溜まってました!
今日はこれを紹介したいと思います。



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『Census 2021』



「Census(センサス)」とは、国勢調査のことです。イギリスでは、1801年から、10年ごとに、つまり西暦の一の位が「1」の年に行われています。



今年は2021年…ということで、調査年なのです!(なんて貴重な年に渡英してきているのでしょう✨)


国勢調査は、イギリス国民のみならず、私のような外国籍の英国在住者や留学生、旅行や出張などでイギリスに短期滞在する訪問者も対象になります。

つまり調査日に、イギリス国内にいる人全員が対象です。

その記録は、100年間に渡って保管され、100年を経過すると一般公開されます!


つまり、1900年に渡英した夏目漱石も、この国勢調査に参加しているというわけです!

実際に記録が残っているそうですよ。(今は見ることができません)


また、国勢調査の回答は法律で定められていて、回答を怠ったり、虚偽の回答を行ったりすると罰金を科せられるらしいです。(手紙を読んだところ最大1000ポンド😱)


では、今年の概要と実際にやってみたレビューを書き綴っておきます。✏


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今回の調査日

これは、調査年によって変動します。この日の出来事について回答するという項目があります。今年は3月21日(日)。毎年イースター休暇の前の日曜日が選ばれるみたいです。


調査方法

調査票は、全国住所登録に基づき、郵送で配布されます。これは2011年から導入されたようで、それまでは、調査員による配布だったんだとか…。大変😅


回答方法は、以下の3つ

・オンライン回答
・郵送提出
・調査員へ提出

今年は、'First digital-first census' と銘打って、オンラインでの回答を全面に押し出しています。(オンライン回答自体が始まったのは前回のCensusから)


オンラインで回答するときは、届いた調査票に書いてあるアクセスコードを、以下の公式サイトに入力して回答を進めます。

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調査事項

調査事項は大きく分けて3つ!

・世帯に関する項目
・個人に関する項目
・訪問者に関する項目

調査項目は、本当に多岐にわたっていました。

世帯)世帯数や氏名、寝室数や、住所の保有形態、セントラルヒーティングの種類…etc.

個人)氏名、性別、性的指向、配偶関係、学歴、民族、宗教、英語力…etc.



セントラルヒーティングの種類なんて知らんよ…、、と思って家主に確認したところ、うちはオイルのようです。”electric”やら"wood"やら…そんなの聞いて何になるんだろう…?と思いつつ回答。


あと、性的指向は、日本では聞いたことのないような項目まであって、LGBTQの多様性がうかがえました。日本よりもそれらに対しては、やはり理解があるのかなあ…なんて思います。



やってみた感想

所要時間は30分もかかりませんでした!
紙で試さなかったけど、オンラインの方が、項目ごとにページが切り替わるので、簡単そうな気がします。


色々と調べてみたところ、
国勢調査で収集された情報は、各地域の公共事業の計画や資金供給に役立てられるようです。


例えば、国籍の調査で、日本人が増えてきているとなれば、NHS (国民保健サービス)などで、日本語のサービスが登場するかもしれないということです。


実際英国のアジア人の割合は、

1位 インド
2位 パキスタン
3位 バングラデシュ
4位 中国

のようで、日本は”Other Asian”として、扱われていることが非常に多いです。



日本人の、海外長期滞在者の国別割合は、英国は上位に位置しますが、人数でみると、少ないということですね。(実際、英国人と話すと中国人と勘違いされることが多い…)


日本人増えてほしいです。!



さて、明日からまた仕事ですね。春休みまであと少し、程よく気張っていきましょ。


また来週末もnote更新できたら良いなと思います。

それでは。


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