見出し画像

南海電鉄の自動運転

南海電鉄と京三製作所は和歌山港線で行っている係員付き自動運転走行試験の報道公開を実施したそうで、南海電鉄の8300系が和歌山市~和歌山港間を往復したそうです。



和歌山港線の自動運転走行試験は今年8月下旬から始まったそうです。
南海電鉄が自動運転を目指す背景として、沿線の労働人口減少が挙げられるそうです。
南海電鉄の場合、運転士の68%が45歳以上であり、将来的な運転士不足が大きな課題になっているそうです。



自動運転を導入している地下鉄や新交通システムの路線は地下か高架上を走り、自動車等が容易に侵入できない構造になっている一方、今回の自動運転走行試験を行っている和歌山港線は基本的に地上区間を走り、踏切も設置されているそうです。



試験では和歌山港線でかつて営業していた旧久保町駅、旧築地橋駅、旧築港町駅の3駅付近に停止位置を設置したそうで、各駅に停車したり、3駅中1駅のみ通過したりと様々な種別に対応する為の試験を実施しているそうです。
試験の使用車両は南海電鉄の8300系だそうで、電気ブレーキを採用している事もあり、ブレーキの効きが良くて自動運転でもコントロールしやすいそうです。



試験では運転士が発車ボタンを押して和歌山市駅を出発し、その後は緊急停止ボタンに手を添えるだけで特段の操作は行わなかったそうです。
当日は運転士が対応したそうですが、緊急停止等の訓練を受けていれば運転士に必要な動力車操縦者運転免許を持たない係員でも大丈夫だそうです。



ニュートラムや六甲ライナーは自動運転なのに、何故普通の線路では自動運転じゃないのか疑問に思っていましたが、確かに自動車や人が入りやすい線路だと自動運転は難しいですね。
電車でGOをやってみると電車の運転は難しいなと思いましたが、自動運転が普及すると操作のハードルが下がり、運転士が増えそうだと思いました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?