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【FX基礎編】FXってなに?

■FXの仕組みや特徴などを簡単に説明したいと思います。


・FXとは「外国の通貨を売買して、利益を得る取引」です。

正確には、外国為替証拠金取引(Margin Foreign Exchange Trading)といい、

略してFXと呼びます。

では外国の通貨を売買して、利益を得る取引とはどういうことか。

為替相場は変動相場であるため常にレートが変化しています。

FXでは2国間で通貨を売買してその為替差益を得るというものです。

例えば、1ドル100円の時に10000ドル買ったとします。

1ドル100円×10000ドル→1,000,000円(購入金額)

この10000ドルを、1ドル110円の時に売ったとします

1ドル110円×10000ドル→1,100,000円(売却金額)

つまり、1ドル100円の時に10,000ドルを1,000,000円で買って

1ドル110円になったときに10,000ドルが1,100,000円で売れて

10,000円の利益(為替差益)を得られるということです。

FXで利益を得るとは、ざっくりとですがこのような仕組みです。


・FXの最大のメリット「レバレッジ」

FXの最も魅力とされる要因の一つです。

これは「てこ」のような意味合いがあり、少額の資金でも大きな取引が可能になる仕組みで

だいたい国内業者では、レバレッジが25倍までかけられます。

つまり口座に10万円あれば250万円分までの取引が可能になるということです。

このレバレッジによって、資金があまりない状態でも利益を効率よく得ることができます。

これがFXが証拠金取引といわれる所以です。

証拠金(実際に口座に入っている金額)の何倍もの額で取引をしていたら、

損失が証拠金を上回ってしまうことはないのか?

基本的にはありません。FXでは強制ロスカットというシステムがあり、

含み損によって証拠金が何%を切ったら、強制的にそのポジションが決済される

というシステムなので、基本的に証拠金以上の損失がでないようになっています。


・手数料

通常の外貨預金では、手数料が1ドルあたり1円程度なのに対し、

FXの取引会社は無料に設定している取引会社が多いです。

実質的な手数料といわれるスプレッドを含めても1ドルあたりの手数料は

1銭~10銭程度と、他の外貨投資と比較して安価です。


・極端なリスクが少ない

FXは国の通貨を取引するため、株などと違って価値が

1億円になったり0円になるということはまずありません。

一日の売買高も数兆円と非常に大きく、流動性リスクもかなり少ないです。


・24時間、売りと買い両方から取引可能

FXでは各国の通貨を世界中のトレーダーが取引しているため、

基本的に多くの取引会社が休みとなる土日や祝日を除いて毎日24時間取引することができます。

また、FXでは売りと買いの両方から入ることができます。

「1ドルを100円で買う」というのは理解できますが、

ドルを持っているわけでもないのにいきなり「1ドルを100円で売る」というのは

理解しがたいかもしれません。

ただ、トレードする際にそこはあまり気になくても大丈夫ですので、

「買いからも売りからも入ることができる」ということを知っていれば十分です。

つまり、為替の上昇も下落もどちらの状況でも利益を出すことができるということです。


・ポジションと決済

FXでは、「買いから入って売る」もしくは「売りから入って買い戻す」というように

買いと売りで行動がセットとなります。

買いで入った場合を「買いポジション」「ロングポジション」などといいます。

逆に、売りから入った場合を「売りポジション」「ショートポジション」などといいます。

このように新たに通貨の売買を行うことを、「ポジションメイク」「ポジションを建てる」といいます。

ロングポジションでもショートポジションでも、決済しなければ利益や損失は確定しません。

通貨を買ってロングポジションを持っているなら売ることで、

売りから入ってショートポジションを持っているなら買い戻すことで損益が確定します。

これを「決済する」といいます。

1ドル100円でロングポジションを持って、

1ドル110円になったところで決済(売る)をすれば

10円分の利益を得る(確定する)ことができます。

逆に1ドル100円でショートポジションを持って、

1ドル110円になったところで決済(買い戻す)をすれば

10円分の損失を被る(確定する)ことになります。

要は、買った値段より少しでも高い値段で売れば利益、低い値段で売れば損失。

売りで入った値段より低い値段で買い戻せば利益、高い値段で買い戻せば損失。

簡単に言えば、これだけのことです。

ただし、為替レートがどれだけ不利になっても、決済しなければ損失は確定しませんが、

含み損(現在のレートで決済した場合に発生するであろう損失)が大きくなってしまうと、

強制ロスカットによって、自分が意図しないタイミングで決済されてしまう

ことがあるので気を付けましょう。


・証拠金維持率

実際に取引している金額に対して、証拠金の残高の割合のことを証拠金維持率といいます。

決済せずにポジションを持っている間は、利益や損失は確定しませんが、

現時点のレートで決済した場合に発生するであろう利益を含み益、

損失を含み損といい、まとめて評価損益ともいいます。

たとえば、必要証拠金が2万円の取引会社で、1ドル100円の為替レートで、

証拠金2万円、レバレッジ50倍で1万ドル(100万円分)を買ったとします。

その後レートが少し下がって1ドル99.5円になると、

1万ドルが99万5千円の価値になり、5千円の含み損が生じます。

2万円の証拠金から5千円の含み損を差し引いて、

1万5千円が証拠金残高という扱いになり、

証拠金維持率は15,000/20,000円で75%ということになります。

この証拠金維持率の○%を下回ると強制ロスカットが執行されるというようになっています。

ロスカットレベルは取引会社によって違い、自分で設定できる会社もあるので事前に確認しておきましょう。


・2Wayプライス表示

たとえば「米ドル/円110.50-110.53」と表示されていた場合、

左の安い数字が投資家にとっての売値(Bid)、

右の高い数字が投資家にとっての買値(Ask)ということになります。

上記のレートだと、1ドルを買い、為替レートが全く動いてない状態で売っても、

投資家は5銭分損することになります。

逆に取引会社は5銭の利益を得ます。この差額をスプレッドといいます。

FXの取引会社の多くはこのスプレッドによって利益をあげているので

投資家からしてみるとスプレッドは実質的な手数料ということになります。

このスプレッドは、取引会社や取引する通貨ペアによって異なり

取引会社を選ぶ際の基準の一つともとなります。


・デモトレード

多くのFX取引会社ではデモトレードのシステムが用意されています。

デモトレードとは、仮想のお金を使って無料で自由に実際のチャートでFX取引を体験できるシステムです。

無料で簡単に利用できるので、練習やチャートに触れるため、取引の仕方の勉強

にも使えるのでこれからやってみようとしてる方なんかは

簡単に始められて、一切損することもないので是非やってみるといいと思います。


ざっくりとですがFXの基本中の基本はこんな感じです($・・)/~~~

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