借金1

【FX基礎編】FXで借金を負うことはあるのかないのか


■FXで借金を負うことはあるのかないのか


基本的にトレードによって借金を負うようなことはありません。

取引会社ごとに証拠金の何パーセントという強制ロスカット水準があり、その水準を下回った時点で強制的にポジションが決済され元本を割ることがないような仕組みになっています。

稀に流動性の低下やシステムダウンなどのトラブルによってロスカットが執行されない場合もありますが、基本的には元本を割るということはまともにトレードをしていればありません。

そもそも資金管理やリスクマネジメントができていれば強制ロスカットになる前に損切りをするはずです。それができていない時点ですでに投機家としては失格なので大きな損失を出すことも自然なことだと考えられます。



・FXで借金を背負ったという話をよく聞くが

実際にFXで借金を負う人もいます。ひとつは上で述べたようにリスクや資金のコントロールを怠ったギャンブラー的なトレーダー。

もうひとつは、借金をしてそのお金をFXで運用して減らしてしまった人です。

FXで借金・・・という話は多くの場合、後者にあたります。

トレードによって借金を負ったのではなく、借金を背負ってからFXを始めたというのが真です。

この借金をしてFXで増やそうとするという行為はおすすめはしません。

そもそも資金運用なので、運用資金はリスクに晒されます。

資金運用で理想とされるのは運用資金をすべて失ってもいい額、保有している資産の余剰資金を運用にあてることです。

借金をリスクに晒している時点でリスクマネジメントに欠けています。(返せるならいいが返せなくなるような場合は最悪)

また、今は昔と違いレバレッジの規制も少し厳しく、国内会社ではだいたいレバレッジは25倍までです。

昔や海外の取引会社ではハイレバレッジで取引が可能ですが、リスク管理をちゃんとできない人に対して

それは本当にただのリスクです。

リスク管理を行うということが投機の前提であるにもかかわらず、それができずにギャンブル的なトレードをする人が大勢いるためそのような規制をせざるを得なくなったといえます。

逆にあまりリスク管理ができない初心者であっても規制によってある程度は守られるようになっているともいえます。

あくまでこのブログではギャンブルではなく投機としてもFXの話なので、正しく資金管理・リスクマネジメントを行えていれば(仮に多少おろそかにしてしまったとしても)借金を負うことはありません。

僕も最初の1年以上はなんの知識もない状態でギャンブラー思考で負けっぱなしでしたが一度も元本を割ったことはありません。

多少正しく勉強するだけで大きな損失を被ることはまずなくなる領域です。

大きな損失を出して自らの資産に大ダメージを与えている人は根本的に間違ったやり方でFXをやっている人がほとんどです。

そして間違った情報・危険な情報をあたかも正しいことのように発信している人も多いです。

それを見分けれないうちはまだまだ初心者だということ。初心者というだけでリスクに晒されていると自覚して、いい意味で慎重に学ぶことがFXでのトレードする以前のリスクマネジメントだと思います。

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