ポジポジ病

ポジポジ病

■ポジポジ病とは?

ポジポジ病とは、トレードをしたいあまりに無駄にポジションを

もってしまうことです。

FXで勝てない大きな要因の一つです。

原因としては、根拠のない自信・トレード中毒・あまりトレードする時間をとれないから・

エントリーしないで利益を逃すことへの勿体なさなど他にもたくさんありますが、

ポジポジ病は負ける原因だということをまず認識しましょう。


「エントリー=利益のチャンス」

と考える人は要注意です。

エントリー数が増えるということは損失の機会が増えるということ。

常にポジションを持って、数分間に何回もトレードを繰り返して満足した後

結果を見てみると、労力のわりにトータルでは微益だったり、マイナスになっていたり

という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

私もそういう経験をよくしていました。だいたい冷静になって気付くのですが

こんなに労力欠けたのに利益がこれだけしかないのか...とか

そういうトレードをした時の多くは結局マイナスになるので

いつも後悔をしていました。

それでもなかなかやめられない。まさに病気です。


やった後悔よりもやらなかった後悔のほうが

記憶に強く残りやすいのが人間の性質です。

つまりエントリーして損失を出した後悔よりも

エントリーを見送って利益を逃した後悔のほうが

強く残っているため、そういった後悔の記憶から

機会損失を避けようとポジポジしてしまうのです。

特にポジポジしているときに損失がでてしまうとそれを取り返すためにLot数を増やしたり

素早い損切ができなかったりで、感情トレードになってしまったり

ハイリスクなトレードをしてしまいやすくなります。

利益を上げるためには、優位性のある場所で根拠のあるエントリーをして

適切な損切り・利確をすることであって、ポジポジ病ではそれができていない状態に

陥ってしまいます。

「待つ」ことが無駄な損失を減らすために

最も重要なことです。


一日に取引する回数は、スキャルトレーダーで数回~20回、

デイトレーダーで10回以内、スイングトレーダーで1,2回

もしくはトレードしない日もあるくらい。

プロでもこんなもんです。

チャートを見ている時間や情報収集・検証にかける時間は長くても

実際に取引している時間はわずかです。

それだけ優位性のあるトレードポイントはなかなかないということ。


FXで勝っていくためには、負けを減らす

つまり無駄なトレードをいかに減らしていくか。

FXで勝ち続けている人とそうでない人の違いは

自分を律することができるか否か。

努力をすればある程度のところまで稼ぐことは簡単ですが、

それを長期的にかつ安定的に稼ぎ続ける

というところまで来ると結局は自分との戦いの領域です。

自分を律することもできずポジポジ病に陥ってしまっているようでは

現段階ではFXには向いていません。

ポジポジ病はトレーダーにとって最悪の状態です。

それを克服することが勝っていくための最低条件です。

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