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頼む!シンプル イズ ベスト

母の携帯電話を解約するために、契約者である父を連れてauショップへ行ってきました。普段の父の様子からして、絶対私がついて行かなければならないと思って同行。

まず、店員に渡されたタブレットをタッチしながら氏名などを入力するところからできない。私が付き添っているので、もちろん店員も私にタブレットを渡します。

店員、私、父の3人で、入力が済んだタブレットを確認しながら、最後にペンでタブレットに署名。いつからか携帯ショップではすべてこの署名でOKになりましたね。
父は初めてタブレットに署名するけど、普通に書いても手が震えてビリビリするので、同じ字。まずまずちゃんと書けてました。

そして店員が、今解約すると解約金が9500円かかると言います。
「2022年の12月~翌3月に解約されますとこの解約金は0円になりますが、どうされますか?」と言われ、計算が弱い私は数字のマジックに一瞬めまいがしたけど、2021年の12月ではない。2022年の12月です。危ない、危ない。

もう一つ何か言ってたな。
「現在の契約をいったん○○プランに変えたら解約金が1000円になります」

めんどくさ~~(-_-;)

携帯電話の契約や機種変は、なぜにこんなにややこしいのでしょう。
私も自分のスマホを機種変するときは娘について来てもらわないと超不安。
このプランにすると○○がお得です、とか。
このサービスは初めから付いていますが、1か月経ったら解約してください、とか。

私が1年前に機種変した時は、結局電気代を一緒に引き落とすプランに入っていた。いや、自覚はあったのだけど、気がついたら電気代を一緒に引き落とすプランにしていた。
そのプランにしないと、こっちの割引は適用されないと・・・。
そのためにショップのカウンターから電力会社に電話したり、あれしたり、これしたり、2時間超えてたな。

もう疲れ果て、何でもよくなってました。

アプリ開発とか、お洒落なデザイン開発とかはいいから、充電無しで5年は使えるとか、契約プランを1本にするとか、何なら携帯電話会社も1社にするとか、も~~~~う、スッキリしていただきたい。

先日ラジオを聴いていたら、パーソナリティーが言ってました。
自分の父親が携帯電話の機種変に行ったら、訳のわからないうちにいろんなプランに入らされてて、月々の支払いが予定とは違うウン万円という酷いことになってて、嫁が解約しに行ったそうです。
2日ほどしか経ってないのに解約金まで必要と言われて、めちゃくちゃ腹立ったとも。

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父の話に戻りますと、最後の極め付け。
父が財布を握りしめ、1万円札を今にも差し出そうとしています。
店員が「では解約金はいつもの口座から頂戴しますので、月のお支払いが少し多くなります。」と確かに言ったけど、普通の早さで喋っていても途中から父は聞き取れていないのです。

これは店員が悪いのではない。

高齢者が訪問販売やオレオレ詐欺でトラブルになるのがよ~く分かります。

店を出て「解約金は口座から引き落とされると店の人が言ってたでしょ。」と言っても「そう?」となんとも頼りない。
そのくせポイントはどれぐらい溜まっているかを確認したりして、
そんなもん、とうの昔に期限が切れてます。

父は今88歳。この一連の反応は年相応だと思う。
今、60代の世代が分かれ目ではないかなあ。
今60代は約8割がネット通販や電子決済に何とか対応できる。70代は約4割。(割合は私の感覚)
あと10年~20年後、高齢者つまり私たち60代が後期高齢者になるころ、
高齢者でも普通にスマホをもち、クレジットカードが一般的になったように電子決済が一般的になるのではないかなあ。

今、過渡期なんですね。
いろんなシステムやサービスが出てきて、今の高齢者は大混乱。
子世代がしっかり見ておかなければいけません。






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