META TAXI#11「両想いな二人」

「META TAXI」はYoutubeのチャンネル。
芸人とか音楽アーティストとか漫画家とか、、色んな職業(といってもサラリーマンには分類されないタイプ)の2人が、タクシーに乗って会話するという体の動画を載せている。

基本映像はタクシーのイラストが揺れる様子と、テロップだけで、
音声が中心になっているので、ラジオに近い感じです。

#11は令和ロマンの高比良くるまとKID FRESINOの2人組の会話から始まる。
「両想いな二人」というコンビ名がふられていたが、憧れの人に引き合わせてもらって「ずっとお会いしてみたかったんです」と言える2人に感心してしまった。

私も会ってみたい人はいるけれど、このセリフを果たして言えるだろうか。「ずっと」は思っていないだろうし、「お会いしてみたかった」という状態は何のために?って聞かれたら答えられない。
だから、このセリフを言ってしまったとたん、その後の会話の難易度が爆上がりする気がしてしまう。

話を戻すと、高比良くるまとKID FRESINOはそんな「ずっとお会いしてみたかったんです」を言えてしまうので、すごいと言いたいのである。

その後、高比良くるまがKID FRESINOに「KID FRESINOさんの音楽が好きで~」と言いながら、なぜRetardedを令和ロマン(魔人無骨の頃の話かもしれない、ワカラナイ)を出囃子にしたのかについて語っている。

これもできない。私には不可能なやり取り。
【なんでこの話をするのか=相手を褒めるため】
の式がきれいに成立している時ほど、「おいおいやめておけよ自分、見苦しいぞ」と思うものはない。

結局、私は人に褒められることもないので、「褒め」という存在を、裏で損得勘定を含んでいるやらしいものと思っている。
褒められたら恥ずかしい。褒めるのも恥ずかしい。面倒くさい性格だろう。

KID FRESINO「大切な曲ランキングをつけるとしたら、一位になる可能性のある曲です」
くるま「えぇ!?」

そんなこと…言えない


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