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【2024新年大邱旅打ち】収支ドマイナスで始める専業体験②Q.カジノに手土産を渡そうとするとどうなりますか?


A.受け取り拒否されます。


お土産なんて言いつつ危険物かもしれないからね。
一応ポーカールームはカジノとは別運営らしいので、その旨を伝えたら「わーありがとー」とあまり興味はなさげ。「ここでは受け取れないので入り口で休憩中の彼に渡してね」と別のディーラーを紹介されましたが、後述するトナメのブレーク中に話を出してしまったため、そのまま忘れられました。一度しれっとカジノ内に持って入れないかな?と思い入ってみましたが当然ながら止められ、google翻訳を介して会話すると「カジノはお土産を受け取っていません」と。そりゃそうだ。完全に奇行です。カジノやポーカールーム側としてはそんなものよりお金落とせって話ですし。一応鞄の中に入れっぱなしにしておいて、「そういえばお土産は?」という話になったらいつでも渡せるようにして、最終日まで忘れられてたらこっちで処分しましょう。

たまにこういう奇行に走る癖のようなものが私にはあります。発作のようなものです。30年以上この性格と付き合っているのでもう諦めてます。

気を取り直して旅日記に戻りましょう。

12/24 午後2時


夜の写真なのはご愛嬌

GWぶりの大邱への再訪です。私が唯一勝ったポーカールーム。この旅での目的は、

ポーカーにまだ時間を費やす意味があるのかの確認

です。

Mutt Changはポーカーを初めて大体7年になります(就職とほぼ同時に始めたので計算がとても楽)。始めたそばからメキメキ才能を発揮したかと言われれば全くそうではなく、ごく一部の血肉となるその他大勢、フィッシュやレクと言われる側に分類されます(まぁ勉強量も熱意も専業には明らかに足りないんだけどね)。旅打ちの度に収支マイナスをたたき出し続けているとなると、今後のポーカーとの付き合い方、労働収入の振り分け方も考えなばなりません。少なくとも長期休みの度に航空券宿代バンクロールを捻出して旅打ちに行くことは控えるでしょうね。

まだポーカーやってていいんだと再確認したい。それが目的です。

そういう点ではこの大邱のポーカールームは日本人に対して1日5万ウォン(5千円)のプロモーションを行っていること、3時間打つたびに2万ウォンのクーポンを配ってくれることなどから、日本人が自信をつけるにはかなり向いてるルームだと思います。逆にそこに約10日滞在して収支ドマイナスをたたき出す事態になれば、テーブルへの適応とかポーカーの基礎とか、何らかのスキルが足りていないことになります。せめて自分に足りないもの、成長への足掛かりはつかみたいですね。

では行ってみましょう。

ルームに行くとキャッシュゲームは立っておらず、イブ特別イベントとしてトナメが開催されているとのこと。

ここで「じゃあ参加しない。キャッシュゲーム開いたら呼んで」と開幕からポーカールームとの関係性を悪化させることは避けたかったことと、参加費が15万ウォンと思いのほか安かったことから参加。参加してからトナメクロックなどで情報を集めると、

・参加費15万ウォン
・賞金500万ウォン保証、賞金プールそのものは900万、インマネは5位から固定。参加者20人(インマネ率25%)。
・賞金は1位370万、2位210万、3位140万4位100万5位80万(うろ覚え)
・3万点スタート20分ブラインド、レベル3にしてすでに300/600/600のはちゃめちゃターボ

なるほど高還元率&保証割れで魅力的なトナメっスねーーー

インマネできないことに目をつむればよぉ~~~~(泣き言)


MTT自信ニキたちなら垂涎ものかもしれんが私やぞ?

ちなみに参加者は大体中国人の若者~おじいちゃんがほとんどで、白人系黒人系のおじさん~おじいちゃんがぽつぽつと。この辺りはGWの時と変わりなしですね。

テーブルは非常に荒く、レベル2にも関わらずオールインとコールが頻発してバンバン人が飛び、リバイしてきます。15万ウォンなんて鼻くそみたいに思ってる人たちが集まってるんだなぁ。

プレイ自体もめちゃくちゃです。200/300/300なのにオープン額が2200だったり、リンパー二人相手にスクイズする際に適当にチップ握ったら6000だったから6000投げとけ的な(しかもそれにコールが二人つく)、理論もあったもんじゃないプレイが横行しています。ショウダウンされるハンドは比較的しっかりしてるものがおおいのですが、プレイが完全にキャッシュのノリなんです。そんな魚を超えたクジラがびったんびったん跳ねてるようなテーブルで取るべきプレイは? そうだね、地蔵だね。

というかプレイに耐えられるハンドが来ません。特に序盤はひどかった。一番いいハンドが77とKQoという有様でしたからね。だからこそ変なぶつかり方をせずに後悔なく地蔵が出来ていた節はあります。

プレイしたハンドはせいぜいリンプポットでBBオプションの時ぐらい。

誰かハンドを視覚的に再現できるアプリ教えてください

5人リンプポットでフラドロが入ります。チェックしたらとりあえずフロップ打ってる感じのボタンが3000打ってきたのでコール。ターンチェックアラウンド。リバーで実りませんでしたが、ここで反射的にオールイン。相手はまぁまぁ苦しんでダウン。何か当たってたのかもしれません。なんでここするっとオールインできたのか自分でもよくわかんないです。

あとはAKでJT相手にダブルアップして粘るものの、QQでA8とぶつかってターンでAが落ちて終了。さっさとキャッシュにウェイティングを入れます。ちなみにトナメだと5万ウォンのプロモーションはもらえませんでした。

4人集まったらオープン、離席等で3人以下になるとストップ。ちょっとした離席や参加で動いたり止まったりしながら少しずつハンドがまかれていきます。ちなみに「3時間打ったらもらえる」プロモーションはバイイン時に上乗せという形でポーカーチップでもらいました。理論上はもらって即抜けで+5万ウォンですが、あまり日本人ポーカープレイヤーに対する印象を悪くしたくはないので、14時からのトナメで若干疲れが出てきていますが三時間ほどは粘ろうと思います(今18時前なので21時前まで粘る)。

これはその動き出しの最初のハンド。

現地のレートは1-3です

ザガンの30オープンに対してAQsが入っていたので、120に3ベット。

フロップはスカりましたが、「ファーストハンドなのでお互いアンノウン」であることと、「まさか初手でスタック壊滅したくはないやろ?(自己紹介)」と思うであろう相手の心理も利用して、ほぼポットと同額になったスタックを使ってオールイン。相手の比較的若いおにーさんはハンドを見てぶちぎれながらダウン。相手もブロードウェイ臭い感じでしたね。AKo辺りかな?

6人に増えてボタンで55。リンプがすでに複数人いたので、便乗してフロップを見に行くことに。

フロップでOPEDが入ります。SBのアメリカ人のおじいちゃんはまだアンノウンですが10をドンクしてきます。こちらとしてはドローがとても強いのでコール。

ターンで5。セットに伸びますが2or7持ちが完成しました。引き続き30打ってきますが、フルハウス以上に伸びる可能性を考えればまだ降りられません。

リバー3。パーフェクツ…! おじいちゃんドドンと80打ってきますが、ここで考えたのは「おじいちゃんに仮にストレートが入っているとして、どの額ならコールしてくれるのか?」ということ。オールインは流石に降りそう。というわけで「2.5倍ならまぁ苦しんでコールしてそう」という結論に至ったので、200にレイズ。おじいちゃんスナコ。私は一瞬クアッズを引かれていたGWでのセッションが頭をよぎりましたが、おじいちゃんが持っていたのは3が1枚。無事勝利。これによって一気に600万ウォンを超えます。もう帰っていい?

ただ反省点は「トリップスでスナコするゆるゆるさ加減だったらオールインも受けてくれたのではないか?」というところ。まだまだ利益の最大化が出来ていません。

BBでのKJs。リンプでファミリーになりましたが、この手のレートの人は多少釣り上げたところでほとんど人は減らないので、素直にポストフロップ戦った方がいいです。

フロップK62にダイヤが2枚。MPが15打ってきたのでコール。

ターン2。30にもコール。

リバー100。ここで流石に少し考えます。リンプポットなのでハンドレンジなんてものは存在しません。Kヒットのキッカー勝負なんて線も普通にあります。ハンドレンジの強さは基本的には勝っているはずなのと、最終的には「コールして負けたとしてチルらないか?」まで判断材料にします。これ本当にやっちゃだめですからね。チルる(ティルトする=負けて灼けるの意味)かどうかなんて勝負には一切関係ないのですから。

結局コールし、

26のフロップツーペアからのターンフルハウスにペイオフしましたとさ。
このレートにブラフは存在しない。ベット=役の強さ。再認識しました。

MPでのJJ。この大邱固有の特徴かはわかりませんが、たまにAAすらリンプレンジに入れてくる人がいます。どうせウォークするんだからリンプレイズなりフロップ以降で稼ごうってことですかね。そんな感じなので、JJは正直強さという点ではあまりあてにならないので私もリンプで参加します。

これスノーウィー先生フォールドなんだ…

ファミリーポットで99Q。ザガンからの10は流石にコール。

ターンの7はチェックアラウンドでリバーQ。23ドルのベット。一応消えてないポケットですし、ここをコールするためにリンプインしたりターンチェックアラウンドしてポットを小さくしておいたのでコール。Aハイチョップ狙いとかもあり得ますしね。

相手AA。こっわ!!!!!!

ほかザガンで先の白人のおじいちゃんが急に30のオープンをかましてきたのでSBのAJsを秒で投げ捨てたらおじいちゃんAAを見せてたりと、対AAの損失をかなり抑えながらプレイできていたのでその点は素直に自分をほめたいです(スノーウィー先生の評価はひどいけど)。

その後は20ドル払ってフロップ見て降りるなどして一度原点近くまで戻るものの、AQoでA5A9との混戦を制するなどしてまぁまぁ回復し、ブラインドを払って小銭をうまく使い切って425ドルでキャッシュアウト。トナメで-150なので、収支-25と相成りました。反省点は多々ありますね。特にあのフルハウス相手のリバーは降りられた。利益を最大化するのも大事ですが、それ以上に損失を最小化することも大事なのだということを再認識しました。あとは残りの日程で、その認識をどこまで強固にできるかです。

というわけで3時間には少し足りない気もしますがしれっと帰ることにしました。

google map→ペイントよりもこっちの方が楽チンなことに気づいた

今日は行き慣れたアヤンギョ駅から歩いてカジノまで向かったのですが、約3キロの道のりは若干遠い。というわけで、今夜は別ルートを試してみることに。

そういえば川の向こうにも地下鉄あるけどそっちは近くないのけ?と思って試しに歩いてみたのですが、若干迷いながらでも圧倒的にこっちの方が早い!距離的には大差ないんですけどね。アヤンギョルートは起伏の激しい公園を通るからかな?

というわけで微損スタートとなりましたが、攻めと守りのタイミングを間違えなければまだやれそうです。あとはここから旅打ち中にどこまでテーブルに適応できるかですね。

まだ初日、踏ん張っていきましょう。


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