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5.愛で満たされてると周囲にワガママ放題でも愛される?

時々。

「憎たらしい〜!」とイライラさせられるのに、なぜか目が離せない…。

関わりたくないのについうっかり世話を焼きたくなる…。

そんな人に遭遇します。

こちらの脳内ざわつきやイラつきなんてなんのその。
変わらぬマイペースさを貫き、駆け引きとか打算という文字を、母親の胎内に棄ててきたのかと思うほどに無邪気にワガママ言いたい放題だったりします。

私がいつもそんな人に対して思うのはこれ。

「あんなにワガママ言いたい放題なのに、なんでみんなから愛されるんだ?」

「真っ先に煙たがられる度合いのワガママを言いまくりなのに、ワガママ言えば言うほど愛されるってなんで?」

腹が立つ以上に、とにかくそれが不思議でなりませんでした。

私は人に振り回されやすい性質上、ワガママな人はとっても苦手。
だから、毎回会う度に関係性に慣れてきて、ワガママが増長するような人だと、さらにイライラ…なんですがっ!

なぜかそんな人のことを、せっせとお世話する自分にも気付くのです。
あんのワガママ!
「こんなに腹立つのに、なんで助けてる?」と矛盾もいつも抱えていました。

ですから、ワガママを笑って許容して増長させる周囲の方々にも「なんでコイツを甘やかす…」とイライラしてました。

なもんで、愛すべき『あたしンちワールド』の中で、自由奔放発言が多くワガママ放題なナスオ君が、実はとっても苦手でした。

ところがある日、ナスオ母の作るキャラ弁を見て、なんとなくそれまでのワガママな人に対する思いが氷解したのです。

ユズヒコたちを翻弄する自分大好き自由奔放なナスオ君は、人としての土台に、このしっかりした母の愛情を持っているので、自分は当たり前に愛されるって自信を無意識下でしっかりと持っているんですね。
だから、ユズヒコたちを戸惑わせる発言を、さらっと当たり前にできるんですな…。

そう考えると、私が苦手なワガママ放題の人たちは、割と愛される自信に満ち溢れているような。
こちらがその確固たる自信に、ついうっかり乗せられちゃって、世話焼いちゃうのかも?

例えば、このワガママ放題な人たちが、顕在意識では「オレなんて…」と思うことが、仮にあったとしても、おそらく脳の90%を占める潜在意識は、「何があってもオレは愛される」ということでいっぱいなんだと思います。

油断すると、超〜自己評価が低くなる私は、「こんな自分はワガママ言ったら嫌われる」という思考になりがち。

ユズヒコたちをワガママで翻弄するナスオ君が苦手なのは、自分の思い込みを揺さぶられるからなんですね。

あちこちでよく耳にする『自分を愛することが大切』っていう言葉がありますが、ナスオ君はその良きお手本なんでしょうかでしょう。

今更ですけど『自分大好きナスオ君モード』を、人生にちょっぴり取り入れて、もう少し自分にワガママを許してあげようかしら。

【どんな私でも愛されるし愛してる】

こんな標語を掲げてね♪

ちなみに「あたしンちSUPER①」でも、ナスオ君のワガママは炸裂しているので、愛される自分作りのお手本にいかが。

朝日新聞出版 けらえいこ
あたしンちベスト⑦ごはんですよ!
「キャラ弁」130ページより

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