冨原睦菜

初めまして😊 脳内から湧きあがった物語を ダダ漏れになった時に出しています😊 よか…

冨原睦菜

初めまして😊 脳内から湧きあがった物語を ダダ漏れになった時に出しています😊 よかったらご覧くださいませ。 無断転載・転用は禁止です🙅‍♀️ よろしくお願い致します♪ 文章担当の絵本が無料で読めます♪ http://creche.jp/page146/page146.html

マガジン

  • 見守り介護備忘録

    97歳で大往生した祖母の見守り介護をした日々を忘れないうちに書いておきます。 17年ぐらいの期間、思いついた順番で書くので、時代はあちこちジグザグしますので、ご了承を。

  • コミックの帝王が生まれ変わったら!?

    ある日突然、脳内から映像で溢れ出した物語です。 私にしては珍しく、すでにラストまで完成していますが、それだけになかなか書き始られず、note2周年目の今日から書き出すことにしました。 よろしくお願い致します。

  • 冨原睦菜の140字小説

    X(Twitter)にアップした140字小説を 50編ずつまとめたものです。 初期は酷すぎるかもですが、 よかったらご覧くださいね。

  • 脳内書店街

    活字中毒、本屋大好き!な私の記憶に残るいろんな書店風景を綴っていこうと思います。

  • マンガ『あたしンち』を不思議感覚で読んでみる♪

    なにを隠そう『セキララ結婚生活』の頃から30年近く、けらえいこさんのファンです。 そんな私が、今までに学び得たあれこれ不思議感覚で、大好きな『あたしンち』を読んでみました♪ ふつうに読んでも充分楽しいけれど、こんな風に読んだらどうかな〜と、主にスピリチュアルっぽいネタで書評?してみました。 難しいことはたぶん書いてないと思いますが、そんなネタが好きじゃない方はご遠慮くださいね。 メディアファクトリーのオリジナル版ももちろん持っていますが、今でも気軽に入手できるベスト版の方を基本テキストにしていますので、よかったらマンガを片手にお付き合いください。 あなたの『あたしンち』世界が広がったら嬉しいです♪ よろしくお願い致します。

最近の記事

140字小説記録⑤

201.「おばちゃ〜ん、おきて〜!」土曜日の朝、階段をトンパタ駆け上がる音と元気な声が私の目覚ましになる。そうか、子守りを頼まれてたんだっけ…と布団に潜り込む。「まだねてる!おねぼうだなぁ〜おきてよぅ」の瞬間にガバァッ!と甥っ子を布団で包むとケラケラ笑い出す。寝坊からも遊びが始まるのだ。 (2022.8.24) 202.たくさんの創作素材。病に倒れる前までは、この全てが俺の作品の種だった。幼い頃の娘が触ろうものなら「触るな!」と叱った。あのこだわりはなんだったんだろう。今と

    • 祖母とのある日⑧

      95歳の手のひら。 長生きの手相なんかなぁ? 🤲 95歳の手相。 「生命線ってんな、どれ?」 突然ばあちゃんが聞くので うろ覚えのわかる範囲で 教えてあげたら喜んでた。 95歳はやはり生命線は長かった。 (2022.8.30 SNSの投稿より)

      • 祖母とのある日⑦

        昭和2年生まれ96歳の祖母。 ただいま自宅に帰って来たので 私は泊まり込みで見守り介護中。 今日はデイサービスに行かない日。 珍しく大好きなテレビを観ないで ほとんどベッドで寝てる。 お昼ご飯の時に 娘(我が母)が持ってきてくれた 茄子を見つけて漬物が食べたくなったらしい。 「昼ごはん食べ切ったら作っていいよ」 そう言ったら見事に完食したので 手伝いながら作ってもらった。 塩分過多は本来NGなんだけど それをモチベーションに元気になったので とりあえずバナナ食べさ

        • 34.大腸癌手術後の排泄介助、使えるものはなんでも使う!

          ばあちゃんは2度目の脳梗塞で倒れてから、本格的に紙おむつ利用となりました。 うまく説明できないけれど、それまでは多少の粗相はあっても、まあなんとか自力で排泄の制御もできていたのですが、2度目の時に排泄するために使う脳の部分が、病気発症となっていたようです。 本人にしてみれば、かなり屈辱的なことだったのではないかと思います。 そのため、リハビリをかなり頑張っていたようで、しばらくの間は、トイレも自分で行けており、紙おむつに尿漏れパッドを重ねるなどは自分でできていました。 自宅の

        140字小説記録⑤

        マガジン

        • 見守り介護備忘録
          34本
        • コミックの帝王が生まれ変わったら!?
          22本
        • 冨原睦菜の140字小説
          4本
        • 脳内書店街
          18本
        • マンガ『あたしンち』を不思議感覚で読んでみる♪
          12本
        • アカリソング
          36本

        記事

          33.祖母とのある日⑥

          【見守り介護当番3日目の珍事!】 私の母がたまたま予定があり、 祖母に会っていなかったら 「◯◯はどうした?」と祖母。 ◯◯は母の名前ね。 「明日来るよ」と言った昨日も 急用で母が来られなかったらば! 「◯◯が死んじゃったのを ◇◇と睦菜で隠してるのか!」と 大騒ぎ始めた…。 ◇◇は叔母の名前ね。 もちろんうちの母は生きてます …だいちっから数日前に 本人に会ってるだろうがよぉ。 祖母曰く。 私の母は祖父似なので、 祖父の姉たちが母ぐらいの年齢で 亡くな

          33.祖母とのある日⑥

          32.祖母とのある日⑤

          95歳のばあちゃんと話していると、 会話は時系列になってないし、 質問すると耳が遠いせいか 主語が見当違いの答えを言うし、 年寄りとの会話ってめんどくさい。 昨日までそう思っていたけど、 私、わかった! 「しゃばけ」好きな私では こんな例え方しか思いつかないけど 物が付喪神になったり 猫が猫又になるのと同様 実は長生きで人間もポケモン的進化する。 もう人間という時間に縛られた 生き方の枠はとっくに超越してて、 時空間を超えた視点で 話してるんじゃなかろうか⁈

          32.祖母とのある日⑤

          31.祖母とのある日④

          【その1】 ばあちゃんは、父を筆頭に若い男性(70代でも若者です)に会うと、私ら介護要員身内が向けられたことのない満面の笑みで愛想するので「ま〜ず若い男好きだいね〜すぐ愛想するしさ」とかまったら「アタシより男をどうにかしなきゃなのは睦菜だろ」と返り討ちに遭った…。 【その2】 介護当番もあと2日。 ばあちゃんは19時に「寝る」と言って 寝てしまったけどなんということだ。 ラジカセ忘れたので ジャスミン茶でまったり中。 介護してるというと みんなが偉いね〜と褒めてくれる

          31.祖母とのある日④

          30.祖母とのある日③

          今朝は ばあちゃんの古い化粧品を ばあちゃん監督の元に断捨離 すごいおしゃれなコンパクト発見! 中身はほとんど空だし ちょっと臭うので捨てたけど 値段聞いてびっくり😳 「これな1万円したんだよ」 はィ〜⁈ ば、ばあちゃん!! あなたはどんだけ 美容部員のカモだったんですかっ! (2021.7.20SNSの投稿より) おしゃれ番長の美については下記をどうぞ。

          30.祖母とのある日③

          29.祖母とのある日②

          介護当番もようやく半分終了。 今日はリクエストに応えて 夕飯をラーメンに。 ばあちゃん用に時間かけて 柔らかめに作ったものを2人で分けるから (ばあちゃんはご飯茶碗に1杯程度) 私が食べる時はさらに ぐったぐたに伸びている …ということを作ってる時に気付く。 だからって 先に食べる訳にはいかないしねぇ。 (2022.7.18 SNSの投稿より) 解決策は下記の話をお読みくださいね。

          29.祖母とのある日②

          28.祖母とのある日①

          「今晩は寝る前にトイレに起こしとくれ」 そう祖母に言われたので、 風呂から出た後に起こそうと思い、 祖母のベッドがある部屋の隣にある 襖続きな部屋へ着替えを取りに行き、 電気をつけた途端! 祖母がむっくり起き上がる。 よく起きられたなぁ〜と感心しながら トイレに連れて行ったら発覚。 うっかり忘れていたゴミの片付け…。 祖母の様子を見つつゴミを片付けて 手洗いした祖母をベッドへ寝かせて 「おやすみ〜」と居間に戻ったら 掠れた声で呼ばれる。 なんかあったかと慌てて戻

          28.祖母とのある日①

          22.荒木田くんからの手紙

          『覆面作家様 私はかつて、庄司淳先生の担当編集をしておりました荒木田と申します。 先生が亡くなられた日のことは、今も忘れておりませんが、もう20年以上前のことになるのでしょうか。 私も先生に鍛えられたおかげで、編集長、そして会社役員と勤め上げ、今は時々大御所の漫画家への対応を任される程度の嘱託として、細々と漫画との縁を我が人生に繋いでおる次第です。 そして、暇に任せてSNSで素人の漫画を発掘しては、元部下だった者たちに紹介するというお節介なこともやっておりまして、そこで貴

          22.荒木田くんからの手紙

          27.七転び八起きな負けん気の強さ

          ばあちゃんは、介護といっても程度が低くて、割と自分で動けていた…というか、なんでも自分でやろうとするところがありました。 また、祖父が亡くなってからは一人暮らしして、自由にしていました。 そのため、倒れた後は医師やケアマネージャー、施設スタッフの人たちからも『一人暮らしはちょっと…』と、私たちとの同居を勧められましたが、本人が『たって一人暮らししたい』と切望しました。 ですから、ヘルパーさんやデイサービス、地区のミニデイなどにお世話になりながら、母姉妹が交代でばあちゃんの元へ

          27.七転び八起きな負けん気の強さ

          140字小説記録④

          151.流れ星は、安心感があることによって、初めてロマンチックとなる。重要に思える恋人なんて洒落臭いオプションにすぎない。なぜかって?私はモンゴルの草原で遭難した。一晩中、流れ星を見つけては「助かりますように」と切実過ぎる願掛けをする私の顔は般若の如し…。まさかの恋など生まれる訳がない。 (2021.8.28) 152.「甲子園の星になりたかったんだ〜」とテレビ画面を凝視する彼女。野球やりたかったのかと問うと「全然」と笑う。なんかさぁ〜野球部男子が坊主頭で白シャツキラキラさ

          140字小説記録④

          140字小説記録③

          101.「お前は結婚できねぇよ」って言われたなぁ…。久々に龍雲を見つけて思う。私が「龍みたいな雲」と空を指差したら、あいつは「はァ?見えねぇよ」と鼻で笑ったその時と同じ調子で預言したっけ。あの一言は釣り針の返しみたいに私に刺さって抜けないままだ。でもね、今、一緒に空を見てる彼と入籍した。 (2021.3.9) 102.竹蜻蛉、独楽、雲、箒、絨毯、風船、団扇、虹…飛行機を使わなくても、空を飛ぶ道具はたくさんある。どれがいちばん自分に相応しいのかを考えた時、僕の頭に浮かんだのは

          140字小説記録③

          140字小説記録②

          51.合コンなどで盛り上がる人の性格を犬と猫で分ける診断。あの場は猫系女子の独壇場。自己診断犬の私は壁の花だが、ふと一言言われる。 「君は猫だね。それも野生の猫。近寄ると威嚇する…そんな感じ。イリオモテヤマネコみたいな?」と。 猫は猫でも野生種ときた! 愛され系の人懐っこさはないらしい。 (2020.11.11) 52.きらびやかなパーティー会場は、華やかなで濃厚な香りにむせ返る。 薔薇や百合、蘭のような女性達が、我こそは会場で一番いい女であるという自覚を持っているから始末

          140字小説記録②

          140字小説記録①

          1.海なし県に住み、登山やスキーが趣味の父親がいると、必然的に海が遠い生活だった。緑に囲まれた山の湖を見て、それを海だと思い込んでいた私は、初めて海を見た時、途方もなく続く景色に息を呑み、そこで初めて知った。私を優しく包んでくれる木々の緑がない。海にあるのは本当に海だけなんだな…と。 (2020.7.18) 2.「せっかくの海なのに、君は海も僕も見ずに、ずっと下を向いてるんだね」ビーチグラスを拾い歩く私を見て、彼は嘆息する。「どこへ行きたい?」と聞かれたから「海」と答えた。

          140字小説記録①