見出し画像

2.ブレない自分軸が周りを変える?

個性的に生きることって、賞賛される一方で、なんとなく煙たがられてしまう…。
そんなことありますよね。
『個性的』って、少々両極端な評価されやすいものです。

自分では「みんなと一緒」と思いながら過ごしているのに、ある日。
ほんの些細なことがきっかけで、ちょっと人と違う自分を指摘され、いつしかそれが広まって、『個性的』のいう体のいい言葉で周囲から嘲笑されてしまったりもします。
はい、子どもの頃の私です。

母が、小学2年生時の担任に「個性を伸ばしてほしい」と家庭訪問の時に伝えたら、こんな返事だったそうです。

「個性を伸ばすと、僕が大変になりますから困るんです」と。

40年以上前の小学校の担任が既に、個性についてこんな意識だったんですから、個性を維持して成長するって、ジャングルの奥地を探検するより大変かも。

そのためか、「個性的」という言葉に好印象を持てないし、できることなら没個性で目立たないように生きたい願望が私にはあります…無理な話ということは、大人なのでわかってますけれど。
このコンプレックス故に、気持ちがブレにブレることもよくあります。

だからこそ、自分の感覚を信頼して、周囲の評価をほとんど気にせず、ブレない自分軸を持つ。
そんなしなやかな強さを持つ人が、私はとても羨ましいです。

その代表選手は、ユズヒコの同級生・石田ゆり。

彼女の初登場は、その独特の行動から少々クラスメイト女子に敬遠されがち。
そんな彼女を見て、ユズヒコはなんとなく心配していますが、本人はケロッとしている様子。
ユズヒコ自身、石田については嫌な感情は持たない…どころか、彼女の行動に興味津々で、常にひとりぼっちな石田を遠目に心配・観察しています。

そんなある日、そんな石田に須藤ちゃんという女子が急接近。
ユズヒコが、須藤ちゃんにそっとその理由を聞くと、彼女もユズヒコ同様、石田のユニークな個性に魅せられてしまった様子。

打たれていた杭が、打たれない場所に突き抜けた瞬間です!

石田は決して自分の行動を変えていません。
常に自分軸でブレない行動をしていました。
すべて無意識レベルでのことだと思います。

確か、人の無意識の領域って、意識して動く健在意識の何倍もあるといわれています。

石田の自分軸ブレない波動がまず、無意識レベルでユズヒコに伝わり、そこから今度は須藤ちゃんにも伝わっていったんじゃないかと、私は波動の法則仮説を立ててみました♪

いかがでしょう?

朝日新聞出版 けらえいこ
あたしンちベスト4巻(ユズヒコ友情編)
『石田ゆり』45ページより

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?