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30歳を目前にしての新発見


と言うとなんだか、もうすぐ訪れる自分の誕生日を暗に示しているようで恥ずかしい…。笑

今回はそういう意味は全くありませんよ!
“今回は”と言うと、普段の投稿にはそういったいやらしさを含んでいることを暗示しているようでこれまた恥ずかしい。笑
言葉の言い回しって面白いですね。

それはさておき、本題の「新発見」ですが、どんな新発見かというと、新たな自分の発見です。

30歳を目前にして初めて、自分が「マイペース」であることを知りました。
自分的にツボ。笑

昨日、鶴川駅周辺散策をしてきたのですが、そのときガイドしてくれた方に
「むつみさんはマイペースですね」
と言われ、「おお!」となったのです。

たまたまそのとき、周囲を木々に囲まれたような場所で腰掛けておしゃべりしようとしていたところだったのですが、蚊が飛んでいることから血液型の話題となり、自分がO型であることを伝えたんです。
そこでも人生で初めて「O型っぽいです」と言われ、これまた「おお!」となりました。笑

私の人生、学校でもなんでもマイペースさを出すような環境ではなかった気がして、常に人の顔色をうかがいながら人に気を遣ってうまく順応しながらやりきっていたと感じています。
成績もそこそこでそれなりに友達もいてクラスの中でもどこに属すといったこともなく、誰とでもある程度の交流は持てるみたいな、これといったことのない生徒というか。
専制的には重宝がられるような生徒と言いましょうか。
どちらかというと血液型的にはA型っぽい、几帳面で神経質で真面目でみたいな自己像を持っていましたし、家族からも周囲の人からもそう言われて育ってきました。

それが、ここに来ての転換です。
「O型っぽい」と言われたとき、衝撃的でもありましたがとてもうれしく感じました。
今の時代、血液型どうこうといった話は古くさいように感じますが、私たちの青春時代には自己像の形成にこの血液型分類による特徴というものが大きな影響を与えていたんだと、今になって気がつきます。
ここ最近というか全盲になってからは自分らしくいられるというか、好きにしていられることが増えたり、人生観も変わったりしたこともこの“マイペースさ”につながっているものだとは思いますが、昨日他者からこれまでとは異なる自分のあり方についてのフィードバックを受けたときに、マイペースってうれしいことだと感じました。

なんでしょうね。

それまで自分をマイペースだと強く意識して過ごすことはなかったのですが、一度そう認識してみると肩の力が抜けて、魂が喜んでいるような感じがしました。
そしてマイペースという新たな視点を得られたことにより、不思議とこれまでのささいなイライラなども吹き飛ぶ感覚がありました。
今まで自覚していなかったマイペースさですが、もしかしたらこの“マイペース”が、さまざまな悩みやいらだち、生きる上でのしがらみなどを解くカギみたいな、パズルの重要な1ピースみたいな要素だったのかもしれないと感じています。
これまでの出来事をぼんやりと思い返すと、嫌な気持ちがわくのも、このマイペースを乱されることに対するイライラや不快感だったのかなとも思えます。

そう思うと、いやあ、わがままな人間ですよ。笑

でもこの自分のわがままさみたいなところをポジティブに受け止めることができると、人生楽になる気がします。
自分が相当マイペースでわがままな人間ならば、誰かのマイペースさもわがままさも、関係ありません。
そして自分だってマイペースでいていいって、そんなふうに認められ、自分でも認められた経験でした。
それもうれしかった要因の一つかな。

帰宅後の変化として驚いたことは、それまで父親と同じ空間にいるとどこか緊張があり、どうしても気を遣ってしまったりして気楽に過ごせなかったんです。家にいても両親の話している声が耳に届き、意識しないようにしていても頭と耳がその声を拾ってしまい、落ち着かない。
それが、帰宅した日の夜に父母と私と三人でちゃぶ台を囲んでいる場でも、父親に気を遣うことなく母親と会話をし、会話が終われば自分のスマホで動画をみて、父がテレビをみて笑っていることにも無理に合わせて笑ったりせずに、自分が気になった話題のときにはテレビの音も拾って聞いてと、すっっっごく気楽に過ごすことができたんです。
これには自分でも驚きました。
そしてそのように過ごしていることが自分としても楽で楽しくて、うれしくて、変なストレスを抱えて母親に八つ当たりをすることもない、すごく健全な姿だと感じられました。
もしかしたらこの状態は一時的なものであるかもしれませんが、今回の経験は学びにつながっているので、成長はしています。
成長しているのだから、これまでと全く同じということにはならないでしょう。

いやあ、むつみの転換期です。
こういうタイミングを記録しておけることは大きな財産ですよ。

しかし自己像って、他者からの認識が自分の認識として定着して生き方を左右しますね。
でも今回のようなささいなことをきっかけとして転換が起こる。
これもまた他者から与えられた新たな視点、認識。
それがあるからこそ新たな自分の側面というか、それまで自覚していなかった自分の側面に気がつくことができる。
出会いって面白い。

そしてマイペースなむつみだからこそ、人のペースを気にして、マイペース以上に優先していたことがさまざまにあったのかもしれない。
これも物事の表裏一体、どちらの側面も大切だろうと、私は思います。

写真は鶴川駅周辺散策の際に訪れたかわいいカフェです。
そしてマイペースという新たな認識を得た雑木林。
この場所で3時間近くおしゃべりしてまったりと過ごすことができたのは、マイペースたるゆえんです。笑
気楽に過ごそうね~。

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