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映画『12ヶ月のカイ』成長記録

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自主制作のSF映画『12ヶ月のカイ』がアメリカの映画祭にノミネートされ、21年8月上旬に渡米することになりました。「コロナ禍で海外映画祭に参加する」とはどんなことなのか。現実的な…
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#note映画部

21/09/11|『子供はわかってあげない』『偽神』『二階のあの子』等々

自宅隔離明け、弁慶セレクション作品以外でようやく久しぶりに劇場で映画を見れました! 『子供はわかってあげない』、いやぁよかった…! 予告編以外の情報を入れてなかったんですが、原作の評判がよかったのをきっかけに鑑賞。(あと監督が沖田監督だったので)冒頭の家の中、ちょい引きの長回しで家族を優しく見守る画角からの始まりが印象的でした。カットをあまり割らないところが良いなあと感じたのですが、学校の中を屋上から階段から廊下、外まで一連で撮ってしまう撮影部さんの技術には戦慄しました。

21/09/10|映画が見たくなる打ち合わせは良い打ち合わせ。

どの段階の打ち合わせなのかにもよりますが、映画づくりの話をする時は映画の話がたくさん出てきた方が具体的で建設的な話ができる印象があります。 映画作りをする上で「映画で映画のイメージを説明する」というのは我々にとってはあるあるなことなんですね。演技だったりカメラワークだったり音楽や色味だったり…。映画だけに限りませんが、何かを作る時は、キャストやスタッフ間でイメージを共有させるために過去の作品から引用して説明することが多くあります。 まあその時はもちろん「参考として」という

21/09/09|『12ヶ月のカイ』15日来場者抽選プレゼント解禁!

ぶっちゃけ私が手元に置いておきたいくらいのアイテムだったので、出すかどうかも迷ったのですが…!笑 15日の来場者対象の抽選プレゼント、やることにしました!!! アメリカの3XLサイズなので、おそらく日本にこのTシャツを着る人はいないと思います…笑 ほぼ観賞用ですが、こちらの『ジョーズ』パロディのフェニックス映画祭Tシャツに、15日登壇ゲストのサインを入れて1名様限定で抽選プレゼントいたします!このデザイン良いですよねぇ。いろいろ突っ込みどころが満載で。私が欲しいくらいだわ

21/09/08|劇場チラシ配り再開、カイの最終上映チェックも無事終了。そして新作発表へ…

外出解禁一発目、朝から劇場で『12ヶ月のカイ』の素材上映チェックにいってきました。 実は、渡米前にDCPで納品して上映チェックも終えてからアメリカに行っていたのですが、直前になってひとつトラブルが発生し、急遽本編を差し替えてブルーレイでの上映にしなければならなくなってしまいました。以前作成したDCP自体は問題なく上映準備出来ていたので、直前になって差し替え、しかも理想の形の上映ではなくなってしまったのが正直惜しいです。自らのハンドリングの至らなさ故とはいえ…(DCPを作成し

21/08/27|強制隔離施設、ついに退所!

と、もうタイトルに書いてしまってるのでお分かりかと思いますが、27日夕方、無事に強制隔離から自宅隔離に移行いたしました! 下記にはその流れを少し。 もうね、皆さんも次のステップには何が必要かお分かりだと思います。 そう、PCRテスト! 通常7時頃に検査キットが配布されるアナウンスが流れていたのですが、この日は何故か6時45分頃には館内放送があり、7時よりも少し前にキットが配られました。明け方4時寝というウルトラ睡眠不足の体から採取した唾液で大丈夫か…、と不安になりながらも

21/08/26|PAMA、各国の監督とのパネルディスカッション

強制隔離二日目。 夜に『12ヶ月のカイ』がノミネートされたフランスの映画祭、PARIS Art & Movie AWARDS(略称:PAMA)の長編映画部門の関係者たちによる、オンラインパネルディスカッションの事前収録がありました。 ▼PAMAの今年の各部門ノミネート作品はこちら https://parisartandmovieawards.com/2021-winners-selection/ 長編映画部門は、アメリカ、イギリス、インド、日本からの作品が8作品ノミネート

21/08/23|PFF最終日、PCR検査に上映に予定盛り沢山!受賞結果は…!?

今思えば、もっと事前に調べておけば良かったような気もしますが、しかしcovidテスト会場のWEBにそこまで詳しく書かれていなかったので知る由もなかったといえばなかった事案…。 そう、帰国時に必要になる【陰性証明書】の取得についてのお話し。 映画祭会場のエリア内にもテスト会場があるということで、現地時間20日(金)のギリギリ72時間以内の時点でテストを受けていたのですが、このテストが実は日本政府の定める検査方法に当てはまらない検査方法しか対応しておらず、検査を受けて陰性だっ

21/08/22|『12ヶ月のカイ』2回目の上映!

しばしバタついてしまい、数日更新できなかったので、後追いでですがそれぞれの日の出来事をおさらいしたいと思います。 まず、この日は朝から『12ヶ月のカイ』フェニックス映画祭での2回目の上映がありました。上映開始が9:10だったので、8:30には通訳サポートの土井内さんとホテルで合流して映画館へ。前夜も本当はパーティーがあったのですが、この日が朝早かったので、パーティーはマイカと夕飯を食べる程度に留めておきました。(この最中に、彼女が実はKPOP好きで、私と推してるグループが同

21/08/21|スターウォーズの人(言い方雑)に会えた…!!!

昨日のカルチャーショック(?)はほどほどに、それでも映画を見ている間は人と話さなくて済むからひとまず映画館に行こうとう気持ちで映画祭会場に。 映画を見る前に、近くのPCRテスト会場で陰性を確認してから、Harkins Theaterに向かいました。案外簡単だったし、無事に陰性でした!一安心! この日見たのは、『Last Night in Rozzie』(ヒューマンドラマ、オールジャンルのコンペ作品)、『In the Dark of the Valley』(ドキュメンタリー

21/08/20|言葉じゃないとかパッションだとか、案外嘘

もう少し期待していた自分がいたのが正直なところ、まあ現実はこんなもんか…感が否めなくて、これから先をどうしようかなと少し頭を抱えています。 昨晩、この映画祭期間中で初めてのFilmmakers Dinner(映画制作者オンリーの懇親会)がありました。コロナ禍だからかそれともいつも通りだったのかは分かりませんが、思ったよりもこじんまりとした懇親会でした。立食のパーティーだと勝手に思っていたので、着席式だったのが何よりも驚いた、、(笑)日本でよくある、「居酒屋で座って飲み会する

21/08/19|アリゾナに来て思ったこと、雑感

ざっくりとですが、渡米前のイメージと違ったな、こういうところ知れて良かったな、というものをここまでの体験でふんわり書き残しておきたいと思います。 1)そこまでの英語力じゃなくても、聴ければなんとかなる以前NYやフロリダに行った時も思いましたが、聴き取りさえなんとかなればそれなりにコミュニケーションは出来ます。時間が経てば、聞き取りの勘も良くなってくる気がする…?渡米前にDMMオンライン英会話でフィリピン英語ばっかり聞いていたので、ネイティブの英語が聞き取れるのか若干不安はあ

21/08/18|Vail Film Festival 入選&セドナでエネチャージ

フェニックス映画祭中ではありますが、またしても一つ吉報が届きました! アメリカ、今度はコロラド州で開かれるVail Film Festivalに『12ヶ月のカイ』がノミネート!この映画祭も今年が18年目という、長く続いているローカルの映画祭です。フェニックス映画祭のノミネート以降、アメリカの他の映画祭でのノミネートが続いており、非常に嬉しいですね。 ちなみに、アメリカの映画祭では、アリゾナ州(Phoenix Film Festival)、カリフォルニア州(Queen Pa

21/08/17|『12ヶ月のカイ』 9月15日の登壇ゲスト解禁

米国現地時間16日月曜日は、フェニックス映画祭が平日でプログラムが落ち着いていたというのもあり、連日の睡眠不足で動けなかったというのもあり、ギリギリなんとかホテルでランドリーだけ済ませるというリカバリーの1日でした。本当に休めたのかはよく分からないけど…。 さて、日本では17日22時に、『12ヶ月のカイ』9月15日テアトル新宿上映の登壇ゲストが解禁になりました! 『12ヶ月のカイ』2021年9月15日(水)21時上映の回 [舞台挨拶あり/上映終了後] 登壇者:工藤孝生、夏

21/08/16|『12ヶ月のカイ』ワールドプレミア、白熱のQ&A…!

ついについについに…! 本日は『12ヶ月のカイ』米国・フェニックス映画祭でのワールドプレミア上映でした!!!!! (屋外のフォトブースにて、左:JCC前島さん、右:亀山) 一昨日『The Shasta Triangle』を見たスクリーンと同じ約60〜70席ほどのスクリーンで上映。劇場内ほぼ満席のお客様にご来場いただき、上映後のQ&Aも大変白熱した時間でした。 ひとつ上映前に心配だったのが、一昨日『The Shasta Triangle』を見た時に画面の上下が切れてしまっ