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普通じゃないはず

なんのヘンテツもない、普通の小学生。それがキミのことだと言われたら、キミは嬉しいか?

普通。それがどんな意味なのか、うまく説明するのは案外難しい。どこにでもいるってこと? みんなと同じってこと? 特別じゃないってこと?
どれも正解なようだけど、それじゃあキミはその「普通」に当てはまるだろうか?

キミがどこにでもいる……って、そんなわけはない。キミはキミだけだ。一人しかいない。キミに顔が似てる誰かも、同じ成績の誰かも。キミじゃない別の誰かだ。

キミがみんなと同じ……って、それもなんだか変だよな。見た目も違うし、好みも違う。同じ部分を探す方が難しい。ちなみに俺は自分と同じ趣味のヤツを探すのにいつだって苦労してた。ましてや自分と同じ人間なんて、どこにもいない。

キミが特別じゃない……これはどうだろう。自分や親、親友なんかから見たら、間違いなく特別だ。似たような誰かじゃ代わりにならない。でも、自分と関係のないどこかの誰かからしたら、特別とは言えないかもしれない。

ってことで今日のテーマ。
【普通かどうかは誰から見るかで変わる】

例えば鉄は硬い。氷は冷たい。太陽はまぶしい。これは誰から見ても変わらない、客観的な事実。
それに対して主観的なのは、例えばまんじゅうは美味しい。この町は暮らしやすい。あの映画は面白い。こんなの、人によるよな。俺はドクターペッパーを美味しいと思うけど、わかってくれる人は少ない。映画もそう。見る人によって評価はわかれる。
それが普通かそうじゃないかも、主観的だ。誰が見るかによる。

だから、気を付けてほしい。
キミが何かを「普通だ」と感じても、それが特別じゃないとは限らない。
そして、キミが「普通だ」と言われても、他の誰かから見たら特別かもしれない。

ああそうだ、最後にもう一つ。
【普通じゃないことは悪いことじゃない】

「普通こっちを選ぶだろ」とか、「普通これ見たことあるだろ」とか。そんな普通、誰が決めたんだ?
スーパースターや天才を見てみろよ。あいつらみんな普通じゃない。みんなと違うことをやってるからすごいんだ。

普通じゃないことは、悪いことなんかじゃない。誰かがみんなと違う考えを持ってたとしても、それをバカにするのはやめにしよう。みんなで同じことしようって考え方は、少数派を踏みつぶすってことだ。面白い世界を見たいなら、普通じゃないことも認めていこう。

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