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あいつが言うとウケるのに、キミが言うとスベる理由。

クラスの人気者がつまらない冗談を言った時に、「あんなの俺でも言えるのに」って思ったことはある?

俺はあるよ。

そしてさらに不思議なことが続くんだよな。そいつの冗談でみんながゲラゲラ笑うんだ。
おかしい、とキミは思う。だって同じような冗談をキミが言った時には何故だかスベってしまうから。なんでキミの冗談はウケなかったの?

実の所、あいつより面白い冗談を何度言っても同じことなんだ。キミが言えばスべるし、あいつが言えば大爆笑。
そんな不公平なことってないよな。言ってる内容は同じなのにさ。

ってことで、今日のテーマ。

【誰が言うかで効き目は変わる】

こう言えば実にシンプルだろ?
言葉の内容は同じでも、誰が言ったかで効果はまるで違うんだ。

まだ不公平だと考えてるキミに簡単な例を挙げようか。

「お前、可愛いな」
「キミ、カッコいいね」

こんなセリフを気になる異性から言われたらどう?
ヤバイよな。一気に心臓ドキドキしちゃうよな。俺も学生時代に言われたかったもんだ。残念ながら過去は変えられない。デロリアンは空を飛ばない。

じゃあさっきのセリフを死ぬほど不潔で陰湿なやつに言われたらどうだろう。
やめてくれ! 勘弁しろよ気持ち悪い! 忘れたい記憶がまた一つ出来上がり。だろ?

誰が言うかで説得力が変わる例は枚挙にいとまがない。
「学歴なんて大した意味がない」って東大卒のエリートが言うのと高卒が言うのでは重みが違う。
太ったやつがダイエットのアドバイスをしてきても耳を貸す気にはならない。

これはわかりやすいよね。お前が言うなっていう話だから。でも最初の例みたいなのは「お前が言うなの基準」があやふやでわかりづらい。
ここで大事なのは「クラスの人気者」つまり「みんなに好かれてる」ってこと。

好きなやつから言われることと、嫌いなやつから言われることでは聞こえ方が全然違う。
それをわからないで「言ってる内容」だけに気を使っても無駄なんだ。
入り口はもっと手前にあるってこと。まず好かれる。仲良くなる。それができて初めて面白いことを言う準備ができるんだ。

ああわかるよ、例外はある。気に入らないやつに死ぬほど面白いジョークを言われてうっかり笑っちゃうこともある。でもイメージして欲しい。比べてみて。気に食わないクラスメイトから言われるのと、仲良しから言われるの。どっちが素直に笑える?

俺は昔それに気付けなくて、なんだかわからないけど世の中は不公平だっていじけてた。まったく救えない。

キミには近道してほしい。
大事なのは、まず好かれること。
クラスの人気者は面白いことを言うから好かれてるわけじゃない。
好かれてるから面白いことを言えるんだ。
順番を間違えるなよって話。

じゃあどうすれば好かれるかって?
気が向いたらまたそんな話もしてみたいね。
それじゃ、学校楽しんでね。

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