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イジメのキッカケなんてどうでもいい

イジメについて話そうか。
俺が小学生の頃は、三年生くらいからクラスにあった気がするな。見た目が良くないヤツや、動きが面白いヤツがターゲットになりやすい。
……こんな話、聞きたくもない? 俺も同感。イジメなんて世界から消えてしまえばいいと思ってる。戦争と同じかそれ以上にね。

でもそれを期待するのはどうやら難しい。なにしろ何十年も前からイジメをなくそうって動きはあるのに、いつまでたってもなくならない。だとしたらこれはもう、俺たち人間の持ってる残念な一面ってことなのかもしれないよな。

話がそれたね。イジメをなくすには!? なんて大きな話は今日はしない。俺が伝えようとしてるのは、イジメの中の、勘違いしがちな部分だ。

イジメにあったことがある子、あるいはこれからイジメにあうかもしれない子。キミがどっちかわからないけど、イジメが始まる時にはたいていキッカケがある。
ケンカをしたとか、クラスメイトのシャーペンをうっかり壊したとか、三角関係のもつれとか、借りたものを無くしたとか、教室で強烈なオナラをしたとか、何かしくじった場合が多いかもな。

そしてイジメられる毎日にキミは思う。あの時あんな事をしなければ、きっとこんな目にあわなかったのに。みんなに嫌われることはなかったのに、と。
でも本当にそうだろうか?

ってことで今日のテーマ。
【イジメのキッカケはイジメの原因じゃない】

これを勘違いしちゃいけない。わかりづらい? たとえばそう、学校でウンチ漏らしてからイジメられるようになったとしよう。じゃあそれがなかったらイジメられることはなかったのか?
まぁそんなことはないだろうな。イジメをするヤツは、それが楽しいからイジメるだけであって、相手の事情なんてろくに考えちゃいない。
「あ、こいつやり返してこないな」
あいつらが気にするのはそれくらい。あとは思いつくまま理由をつけてイジメるだけ。本当アタマおかしいよな。俺もそう思う。でも、オトナになってふりかえって見ると、そんな人間はずいぶんいる。誰かの弱味を見つけたら、喜んで攻撃する。そんなヤツが、どこの学校にもウンザリするほどいるんだよ。

イジメられてしまったときに、キミが何をしてしまったかを考えるのは時間のムダだ。それより相手を黙らせるにはどうしたらいいかを考えた方がいい。

キミをイジメるヤツはキミのことが嫌いなだけだ。理由はあとからいくらでも出てくる。そこを考えても抜け出す答えは見つからない。覚えておくといい。

それにしてもイジメって、なんだろうな。あんなダサいことをするヤツの気持ちが俺はいまだにわからない。自分がイヤにならないのかな。

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