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Conquest 連隊評 City States その他連隊編(24年2月アップデート内容込み 3月時点でリリースされているもののみ)

以前のMainstay編に続き、連隊評をしていく。
Hoplites、Phalangites、Agema、Thorakitesの4種は、基本連隊というところもあり華があるかと問われるとそうではない部分が強い(状況によってはかなり強いが)。
今回評価していく連隊は全て、上記4連隊の犠牲や仕事の上に成り立つものが多いので、それだけで戦えるわけではないのだ。


Selinoi

ぼやぼやしていたらAristarchのみだが、Mainstay入りしてしまった。
それにより、「使いづらい」から「そこそこ使える」に格上げ。
現状、唯一のBarrage持ち連隊である。

特筆するような火力こそ無いが、本領はArcing Fireにある。
自軍Phalanxの後ろに隠れて、前衛が受け止めた敵軍連隊に対し、只管矢の雨を降らせる役割をさせることができる配置に居ると100点。
Armor Piercingこそ無いが、当たって通れば1ウンズなのだ。
モンスターやブルート、騎兵の削りにもかなり優秀である。え?それボレー連隊の基本って?だってこれしかないんだもん・・・

Loose Formationを持っているので、敵からのボレーやスペルにも強いので1500~であれば1連隊採用するのも有りかもしれない。
実はThorakitesよりリゾルブ特性が高い。山羊なのに。


Satyroi

最恐の初見殺し。
敵側のテーブルエッジ以外のどこからでも入ってこられる山羊暗殺者。
編成するならオフィサーのAssassinを可能なら入れたい。合計225ポイント。

役割は4つ。

1つ目は、編成されていること自体による圧。
敵側テーブルエッジ以外のどこからでも入ってこられる=落とされたくないウォーロードやウィザード、ボレー連隊を真ん中に寄せる必要が出てくる。

2つ目は上記の通り、敵主力への強襲。
落とすことができれば120点。落とせなくても2ラウンド以上遅延されれば80点。
クラッシュ特性が2なのでInspired込みでも正面からぶつかり合った時の火力は低い。Opportunistを持っているので、側面もしくは背面へのチャージができない状況であれば、そもそも戦場へ入れるべきではない。
Flankを持っていないのが欠点らしい欠点だろうか。
狙う対象はギリギリ落とせる見込みのあるディフェンス特性2(状況により3)以下の連隊にしたい。

3つ目は、接近戦で膠着状態にある味方への救援。
相手がIron Disciplineを持っていない限り、大体どうにかなる。
側面もしくは背面へチャージできた時点で相手はその連隊をほぼ諦めるしかなくなるので、主力vs主力への決着の一手として。
似たようなことをSelinoiでもできなくはないが、側面・背面としたのはShieldとPhalanxのスペシャルルールを無視するため且つ、モラルの成功リロール強制が入るので火力が全然違う。

4つ目は単純。
相手が放棄した相手側目標の確保だ。


Minotaur Haspists

通称「盾ミノ」(勝手に呼んでいるだけ)。
Agema比で、ポイント+10・アタック特性-1・ウンズ特性+1・イベージョン特性+1。しかしそれだけではない。
Vanguardで戦場進入時に3回マーチアクションができたり、微々たるものかもしれないが、Impact 2(Brutal 1つき)を持っていたり、Fearsomeを持っていたりする。ただしFluid Formationは無い。仕方ないね。

こいつの重要な役割は「相手の生意気なボレー連隊を真正面からぶちのめす」。これに尽きる。圧倒的切り込み隊長。
Vanguardで18インチマーチで進入。可能なら相手のボレー連隊が行動した後がいいだろう。そう、ここでStrategic Stackを使うのだ。
更にこれにAristarchがウォーロードであった場合のバフが加わると、1回の行動で合計21インチマーチが可能である。横長の戦場のほぼ真ん中まで行くことが可能なのだ。
捕まえてしまえばこっちのもの。一部例外(海の巨人とか・・・)は居るが、ボレー連隊で近接も得意なんて奴は存在しない。

ボレー対処用として優秀だが、実は弱点はボレーである。
Brute(サイズ2)であることが致命的な弱点なのだ。
ボレー潰しでトレードとなるケースが多いが、現状のボレーが薄いCity Statesにおいては重要な役割である。


Minotaur Thyreans

通称「斧ミノ」(勝手に呼んでいるだけ)。
以前から凶悪な火力を持ち、全ヘイトを一身に受ける役割がったが、なぜかポイントが安くなった。
絶対お仕置き食らうだろうと思っていたのだが、他所に強いボレー連隊が増えてきたのが原因だろうか・・・

3スタンド生き残っている状態でチャージ・クラッシュ両方できれば、大体の連隊はもう戦場に立っていない(但しOld Dominion、てめぇは云々)。
Cleave 3とLinebreakerがあるので、Shield込みでディフェンス特性4までの連隊の防御を無視する。
あの忌々しいDweghomの高防御をほぼ無視できる火力は圧倒としか形容のしようがない。

弱点はやはりボレー。
この連隊を最高に活躍させるための事前準備はもうお気づきだろう。
ミノタウロスはミノタウロス同士で助け合うんだ。


Inquisitors

City Statesの闇。
アップデートでEidolonのMainstayになったので、「いつ使うねん」から「特定の状況下で強い」に格上げされた。

マーチ特性が7あること、リゾルブ特性が5あること、イベージョン特性が2あること。このあたりを意識すると、器用になったミノタウロスといったところだろうか。
高Cleave持ちや、低ディフェンス特性で数が多い敵に対して使うと思った以上に刺さる。

Eidolonを含めたコストの都合、Clockwork Hoplitesが未だリリースされていないことを加味して、「これから」といったところだろうか。
決して弱いわけではなく、編成の都合上時期尚早である。


Companion Cavalry

20ポイント高いけどHKのHousehold Knightより強くない?
編成にはIpparchosが必要。
「普通に強い」という印象。

手数〇、移動速度◎、クラッシュ特性3と普通に優秀。
160ポイントでリーダー込み19回クラッシュできる連隊は中々居ない。
地味だがInspired無効のDreadもかなり強い。
可能であれば主力に随伴させて側面からチャージを仕掛けたいところ。

Satyroiと一部役割が被るが、あちらは200ポイント、こちらは160ポイントである。
マーチ特性8を活かして相手目標へ揺さぶりをかけたり、出来ることはかなり多い。
勿論、相手ボレー連隊を殲滅するのも役割の一つ。

Ipparchosを入れないといけない都合上、チャリオットが出てくるとさらに評価が上がる気がする。


Promethean

コンパチのHephaestianが強すぎて評価が難しいモンスター。
アップデートでQuench Bladesが強化されたので、と言いたいが、こいつ自体がスペルキャスティングができるのは行動の終了時のみである。
必ず追加アクションでしかスペルキャスティングが行えないため、マーチ2回からのQuench Bladesはそもそも不可能。

え、じゃあ残念なん?と思うだろうが、今回のアップデートで超強化されたMechanistとセット運用することで一変する。
Mechanist(Resonance Receptors装備でHoplitesに同行)と一緒に運用することで、バフ2回盛り、クラッシュ特性4のHoplitesが完成する。
Phalangitesで同じことをしてもいいだろう。
Mechanistが強化されただけでは?

220ポイントなので慎重に使いたくなるが、かなりアグレッシブに攻め立てないとポイント未満の働きしかしない。
可能であれば戦場の中央に置き、左右に他の味方を展開することで、バフが広く乗るように使いたいところだ。

恐らく、Clockwork Hoplitesが出てからが本番。


Hephaestian

超が3つくらいつくくらいの主力。
これ無しでCity Statesするとなると、斧ミノを複数入れて、味方を犠牲にしつつ戦うしかない。
リリースから2回弱体と調整が入ったが、斧ミノ同様なぜかポイントが下がって編成しやすくなった。

Impactで5発、クラッシュで10発、ヒットした分(ディフェンス成功は関係なし)のダイスを加えてのスペルキャスティング、これら全てが期待値通りの出目であれば、ディフェンス特性が5あるような連隊でない限り、最低ブロークン、最高で一撃の範囲内である。
当然ヘイトも高い。

殴って魔法、殴って魔法、その繰り返しだけで何の問題もない。

ボレーによる削りはかなりつらいので、同じくヘイトの高い斧ミノと一緒に動かし、取捨選択をさせるようにするといいだろう。


次回キャラクター評で一旦完結の予定。

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