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鳥羽の魅力は鳥羽水族館だけじゃない

自然環境リテラシー学
参加コース:海コース第2回 鳥羽
参加日:7/16~7/17

こんにちは、むつです。
前回の自然環境リテラシー学からおよそ1ヶ月が経ち、待ちに待った第2回目がはじまりました! 1日目はみえアウトドアヤングサポーター育成事業の一環となっていました。
今回は自然環境リテラシー学でも初めての鳥羽での実施となりました。自分は「鳥羽といえば...?」と聞かれたら今までだったらほぼ確実に鳥羽水族館だと答えていましたが、今回の経験でそれがいい意味で覆されました。今回はカヤックに慣れたことで前回以上に自然との触れ合いを楽しむことが出来ましたので以下に書いていこうと思います!

あいにくの雨

今回も前回同様、天気の影響で予定を変更し、朝早くに家を出ることになりました。僕は朝にとても弱いので起きれるか心配でしたが無事起きることができ、時間どうりに集合することが出来ました^^;
実は前日には課題がたまっていたり、雨の予報でだいぶ憂鬱になってしまっていました。そんな気分がそのまま天気にあらわれてしまったのか鳥羽に着いて準備をしていると悪天候に見舞われてしまいました。
しかし少し待っていると出艇することができるくらいには雨が弱まってきました。

いざ出艇

ようやく出艇できるようになり、今回の拠点である三重大学付属の水産実験所からカヤックのおいてある場所へ少し移動しました。ここである人物を紹介しておきます。

上の写真の左手に映っている海の似合う方が柴田丈広さんです!
柴田さんは世界を冒険するシーカヤッカーであり、アルガフォレストの代表として今回来てくださりました。潮の流れを読んだり、カヤックの技術がすごかったりと...とにかくすごい方です(語彙力)
初日は柴田さんの指示で天候が悪くなって雷が落ちたりしたときなどにすぐに上陸できるよう岸の近くをカヤックで漕ぎました。

上陸した後は昼食を取りました。初日の昼食はトマトパスタで、二人で材料を分けながら作りました。味が意外と薄かったので塩コショウを入れるなどアレンジを加えることでおいしく食べれました^_^

ロープワーク

昼食の後に少し休憩時間を取った後に、みえアウトドアヤングサポーター育成事業の一つとして先輩方にいろんなロープの結び方を教えてもらいました。みえアウトドアヤングサポーター育成事業とは県が行っている事業で、アウトドア活動を通じて農山漁村地域を盛り上げてくれる若者を育成しようというものです。ロープワークではエイトノットダブルエイトノット、自分の体にもやい結びをする方法を学びました。エイトノットは釣りや金具のストッパーとして使える強度の高い結び方です。自分の体にもやい結びをできるようにしておくと、川で流されたときに救助で利用できます。

https://www.bushcraft.co.jp/origamiTarp/origamitarp_rope_eightknot.htmlより引用


柴田さんによる座学

ロープワークの後は柴田さんによる座学がありました。ここでは鳥羽の地図を使って潮の満ち引きやそれに伴う潮流の変化、柴田さんが周ってきたいろんな国などを学びました。鳥羽の海は外海のうねりの影響を受けにくいことや、ほかの国ではアザラシのおなかに肉を詰めることなど、とても面白い話を聞くことができて有意義な時間になりました!

鳥羽の地図を使った潮についての説明


晩御飯

柴田さんの座学も終わったところで晩御飯の時間です。この日のメニューはごはんと魚です。ご飯はメスティンで炊き、魚は鳥羽磯部漁協の方から買ったもので、カツオ、セイゴ、コショウダイなどいろんな種類の魚を各々が好きなように調理し、食べました。僕はタイをメスティンに入れ鯛めしを作ったり、カツオを炙りたたきにするなどして食べたらとてもおいしかったです!
自分であぶって食べると絶品なので一度はやってみるといいかもしれません。

夕食を終え談笑していると気が付けば22時を回っていました。(時間が過ぎるのって早いですよね)テントを立てたり、ログブックを記入したりなどやるべきことがまだ残っていたので少しの間は忙しく、その後はすぐ寝てしまいました。

見事な快晴

二日目の朝に起きると前日の天気とは打って変わって快晴となっていました!朝食にバナナとパンと野菜ジュースをとり、カヤックに乗る準備をしました。

出艇(二日目)

前日とは違い、とてもいい天気だったので初日とは違うコースでカヤックをこぐことになりました。

いい天気

潮の流れが速いところも多々あり、岩にぶつかりそうになった時はヒヤッとしました。そして5kmほど漕ぎ、昼食の時間となりましたが、その前にある生物を探しに行くことになりました。

スナメリとの邂逅

昼食前に柴田さんが「スナメリウォッチングじゃなくて自分たちでスナメリを探しに行こう」と提案されました。そして偶然なのかそれとも必然だったのか突然僕たちの前に二頭のスナメリが姿を現したのです!柴田さん曰く、「池の浦であんな風に見れるのはラッキー」ということらしく、日頃の行いがよかったのかな、と思ってます(笑)スナメリは頭の部分しか見れなかったものの、観光船や遊覧船では近づけない距離まで近寄ってくれてとてもうれしかったです。

自由時間

スナメリを見た後は浜に上がったり、セルフレスキューの練習をしたりしていました。スノーケルをつけて泳いでいる先輩がいたり、水を掛け合って遊んでいる人がいたりと結構自由にしていました。そんな中、僕は岩場にいるある生物に夢中になっていました。それはヨロイイソギンチャクです。

中央にあるものがヨロイイソギンチャク

ヨロイイソギンチャクには触手があり、中央に指を突っ込むと吸着してきます。最初は気持ち悪く感じるのですが続けているとだんだんと気持ちよくなってきて気が付くとヨロイイソギンチャクの虜になってしまっていました(笑)
(注)このイソギンチャクは触っても害がないですが、野外で知らない生物に出会ったら安易に触れてはいけません。
昼食をとってしばらくした後にまた出艇しました。

石の浜

出艇したすぐ後に柴田さんの提案でイルカ島の正面にある石の浜に上陸しました。ここでは生物観察をしたり、水切りをしたりしました。ヨロイイソギンチャクやカニ、ミズクラゲなどの生物が見られました。水切りをやっていると懐かしい気持ちになりました。僕はうまくできなかったのですが、柴田さんは石を何回もはねさせており、とてもうまかったのでアウトドア系のことは何でもできそうに思えてきました。

石の浜から見たイルカ島


帰着

石の浜から出艇し、拠点の浜に帰ってきました。この日は約11kmほど漕いだこともあってさすがに疲労がすごかったです。水産実験所に帰ってきてからは、5時25分の電車に乗るためにテントの撤収やログブックの記入、1分間スピーチを急いでやっていたのであわただしくなってしまいましたが、無事、時間通りの電車に乗ることができました。

終わりに

今回の自然環境リテラシー学は鳥羽での実施でした。今回生物に触れ合ったり、カヤックを漕いでいることで鳥羽の魅力に気づけたと思います。ここで最初に言ったように鳥羽は鳥羽水族館だけではないと声を大にして言いたいです。鳥羽の海もとても魅力的なんだと。今まで目を向けてこなあった部分に目を向けることで気づかなかったいい部分にも気付けるということを身をもって感じられたいい機会になったのではないかなと思います。ではこれで今回の記事は終わらせていただこうと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました

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