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半ば冷えた浴室で、手を握り合うようにして大小の影が重なっていた。 大きな影にうずまる様に小さな影がかわいらしい声を上げて喘ぎ、裸身の母子は契りを交わす。 上と下とで交わった二人。肉の棒が、母の宮を探り、その奥深くで精を放つ。 「優くん……」 母の吐息が、子の頬を撫でた。 二人の家で、二人の男女として。 ◇◇◇ 一時間ほど前。 〈では、ま~た来週~!〉 画面の中、司会者の男性が快活にそう言った後、すぐにテレビは少年の手で消された。番組改編期でいつもの番組が潰されてしまい、