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【3D】まばたき・口パクが綺麗に作れる顔の作り方【トポロジ】

先日動画を投稿しました。

https://youtu.be/jkC6V-SxIRQ

こちらの内容をテキストに起こしていこうと思います!

トポロジってそもそも何なの?

本来のトポロジの意味と3D業界のトポロジの意味は違っていて、また3Dのトポロジの意味はちょっとふわふわしているのですが
いわゆる面の流れ・面の割方になります

トポロジについて分かりやすく記載されたサイトがありますので紹介します。
因みに、英単語は「topology」です。

トポロジを綺麗にする理由

どうして綺麗にしないといけないのか、ですが
トポロジの綺麗でないモデルにサブディビジョンサーフェスをかけた場合、意図しないシワが生まれたりします。
また、顔の場合まばたきなどの動きを付けた時に、綺麗なトポロジだと綺麗に動き、綺麗ではないトポロジだと汚い動きになったりします。

←トポロジの綺麗なモデル トポロジの綺麗でないモデル→

(ここは動画内で実演しています。よろしければ見てみてください~)

では、実際にトポロジの綺麗な顔を作ってみましょう!

使用ソフトはBlenderですが、どんなソフトでも同じことができると思います。

顔面作り~目~

まずは片目のトポロジから作ります。
頂点数9のサークルを作成し、下瞼4点、横内側3点、上瞼4点で形を作ります。

下絵のある人は白目と肌色の際にそって点を配置してください

作れたら、左右対称のミラーをかけて押し出し+拡大します。

これで目は完成です。
Z軸(BlenderならY軸)を動かしていきます。

顔面作り~口~

頂点数8のサークルを作成し、内側真ん中の1点を削除して、内側の2点がX0になるよう配置します。

Blenderの場合、mirrorのClippingにチェックするとX0の頂点がX0から離れなくなります

上唇3、下唇3、横1で配置。

目と同じように押し出し+拡大します。

口の奥行は目と同じようにつけます。

顔面作り~鼻~

四角をmirrorの左右どちらかに配置します。

形を整えて奥行を付けます。上部と外側を奥にします。

目・鼻・口を繋ぐ

まず目から繋いでいきます。
外周をループ選択し、押し出し+拡大します。

外側横の面を削除します。(画像の黄色い面)

外側横の頂点を一直線にします。

外側横4点を押し出しします。

内側横3点をX0まで押し出しします。

目下内側2点と鼻上部2点を繋げます。

口上4点を押し出します。

口下4点を押し出します。

口横の切れ目から面を押し出し、切れ目の頂点をくっつけます。

口内側2点と鼻下2点を繋げます。

その横も繋げます。

口と鼻を繋いでいる辺と目の内側を繋げます。(文章で説明が難しいので画像を参照してください)

次にその隣と隣を続けて繋げます。

外側の、下から6点を選択し押し出しします。

切れ目の頂点をくっつけます。

上部(6点)の頂点を選択しおでこにします。

これで顔のベースはできたので、頂点を移動させて形を整えます。
※頂点は増やさないでください。

形を整えました。

ここまでできたらサブディビジョンサーフェスをかけます。

面感が強いのでスムースをかけます。

これで顔が完成です!
あとはループ辺を入れて絵柄に合わせて形を整えます。
※綺麗にしたトポロジが崩れないようにループ辺で頂点を増やします!

たとえば、ほっぺをふっくりさせたい場合は、目と鼻口を繋ぐ面にループ辺を入れて膨らませます。

以上です!
長々とお疲れさまでした!

動画では、上記の内容に加え
調べても欲しい情報が出なかったときのコツ
首のトポロジについても少し触れています。

ぜひ、動画も見て頂けますと幸いです~👾🍼

https://youtu.be/jkC6V-SxIRQ

ではでは本日はここまで!
よろしくどうぞ~

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