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書評 死にたがりの君に贈る物語 綾崎隼 ある作家の遺作と設定そっくりな廃校でファンたちが共同生活。そこに作家の遺作の続きが届くのだが・・・。

少女の自殺未遂。その原因はある有名作家の死の報道
その作家のファン7人が、物語の舞台とそっくりな廃校に終結
遺作と同じようなサバイバル生活を送るのだが・・・
そこに作家の遺作の続きが届き・・・

ミステリーですね。
どうして、彼らは、そこに集まったのか?
原稿は誰が置いたのか?
作家が生きているなら、それは、この中の誰なのか?
人間関係が複雑でイライラさせられる。
やけに善人が多く胡散臭く感じた
しかし、ラストの種明かしで一気に問題解決
ちょっとした感動に近い感情を怒涛のラストで感じた。

人間を動かすのは、やはり人間の感情
絶望した人間を説得できるのは
熱量の高い情熱のみ
複雑骨折した心を復活させるのは、誰かから必要とされる思い

自殺未遂の少女の一途な思いに感動を覚える。
人によって評価は様々だとは思いますが、僕はこういうのは嫌いじゃない。
ラストの100ページの種明かしで気分爽快
人間を救えるのは、人間のみ

#死にたがりの君に贈る物語

#読書の秋2021

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