外壁通気層の家の盲点とは?【後編】 窓まわりが雨漏りしない工法で家のガンを撲滅

今回は、通気層は作らなくて腐らない方法と、窓まわりが雨漏りしないという画期的な特許工法をご紹介します。

・江戸時代の外壁が土壁のような時代は窓は木の建具でした。
・土壁は外壁がコーティングされていないので、湿気の行き来ができ、雨が入っても晴れが続くと、蒸発していく。
・大正・昭和に入り、ビルなどは、鉄筋コンクリート造で、建具が鉄製のスチールサッシが出てきた。
・サッシが外壁の真ん中へ来ると、窓にあたった雨水は壁の中へ入らないようサッシの一番下で水切りを取付けた。
・住宅にサッシが使われたのは、もっと後で、初めはやはり水切りは取付けられていた。
・ごく最近では、いつの間にかサッシメーカーの水切りが無くなっていた。

・水は本来、重力で、上から下へ移動し、サッシの上の雨水は両サイドへ流れ、そのまま垂直に下へ落ちる。
・しかし、サッシの下の防水テープと両サイドの防水テープと交差した1点から水が侵入し、毛細管現象が起こって入ることがわかった。
・毛細管現象の実験を紙だけとプラスチック板との場合で水の吸い上げる速さをみてみます。
・壁の中はほとんどが呼吸できないので、壁の一番上までいかないと湿気は外に逃げることができません。
・外壁表面ではサッシと外壁材のまわりのコーキングだけで防水しているので、10年を過ぎてきた頃からコーキングは劣化し、ちぎれ出す。

・無添加住宅は外壁の炭化コルクの上にモルタル漆喰と漆喰を塗るが、アルミサッシとの間にはコーキングを一切使わない。
・炭化コルクとサッシとの間に防水テープも貼らず、アルミ製のたて水切り板を入れ、とても小さな溝を掘ってあるので、真空状態にならずに毛細管現象が起きずに雨水は垂直に落ちて、下の水切りで吐き出す。
・この工法は無添加住宅がサッシメーカーのYKKap社と共同特許を取得している。


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