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RedoutとF-ZERO

F-ZEROやWipeoutに影響を受けて作られた「Redout」をご存知ですか?

 このトレーラーはRedoutシリーズ最新作、Redout2の発売日を告知するものです。初代Redoutの話を書く前に2作目がリリースされるという情報を得たので合わせて書きます。

 2作目がリリースされるということは、本家(F-ZERO)最新作の話がないまま20年近く経つこと、F-ZEROファン、広義では近未来SFレースゲームファンの渇望のあらわれだと思います。Steamレビューでは初代Redoutの評価は好評で、筆者もEnhanced-Editionをセールで買い、遊んだことがあります。
"遊んだことがあります"という表現は、最後まで遊んでいないという意味ですが、決してつまらない訳ではなく、どちらかというと"積みゲー"と化しているからです。よくあることですね。

 ゲーム本編はまさにF-ZERO(Wipeout成分の方が濃いとのこと)であり、ジャンプがあり、ループがあり、ブースト板もちゃんとあります。PC版最高設定の疾走感は最高だと言えます。目に入ってくる情報量はかなり多めで、キャリア(1人用モード)を進めていくとたびたび出てくる複合コースなんかをクリアするとなると、5分以上走行しなければならないので、なかなかきつめです。一言でいうと、このゲームは"むずかしい"です。

 操作性について、F-ZERO(特にXやGX)ではコース上から外れたいわゆる浮遊・飛行状態の場合に機首の上げ下げ(ピッチ)操作をすることで飛距離と速度を調整できましたが、Redoutの場合は常に操作可能です。これは縦ループや起伏の激しいコースで適切なピッチ操作をしないと路面に機体が接触することを意味します。このとき、激しく火花が散り、視界が悪くなり減速してしまいます。

 その他、機体の機能として性能強化と妨害機能があり、ブースト強化や電磁パルスの減速と視界妨害などができます。キャリアモードではトップに躍り出れば妨害系を使う場面が無くなるので性能強化系を選択することが定石となります。マリオカートのように1位を狙う"トゲゾーこうら"みたいな要素はないので、1位走行時は自分との戦いになります。

 本来であれば、一通り遊んでからレビューすべきですが、様々な誘惑がある世の中でゲームに絞ったとしても、ついこの間までアーロイ姐さんが禁断の西部で暴れまわるゲームを堪能していたので、なかなか過去に手に入れたゲームをする機会がありません。ただ、レースゲームはサクッとできるのでいつでも遊べるという手軽さは良いです。

 Redout初代と2の間に、Redoutの名を冠したSpace-Assaultがリリースされていますが、こちらのゲームはスターフォックスのような感じで、SteamレビューではRedoutのシリーズとして扱われていること、レースではないことから「賛否両論」の評価となっています。機会があればこちらも触れてみたいと思います。

 Redoutを表現するにはテキストは圧倒的に向いておらず、動画やスクリーンショットを観ることが一番ですが、体験することに勝るものはありません。この記事を見て、近未来SFレースゲームに興味を持つ人が1人でも増えればと思います。

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