ネトウヨが考える「サヨクしぐさ-2」

東京都知事選挙が終わり、その話題も少しは落ち着くかと思いきや「蓮舫+支援者」と「その他大勢」との、選挙を巡る争いは収まる気配がありません。というより、ネット上では、蓮舫陣営によって放り投げられた大量のブーメランが、美しい弧を描いて次々と帰って行くという、お馴染みの光景が繰り広げられています。

自分のことは棚に上げて、敵と看做した相手を容赦なく叩きまくってきた蓮舫氏ですが、棚に上げた言動の数々が、限界を超えて棚受けごと崩落し、下敷きになってペシャンコになりかけた上、支援者が援護のつもりで放り投げたブーメランまでもが全て自分に突き刺さり、さすがに意気消沈したのか「国政への復帰は考えていない」などとSNSで弱音を吐いたようです。

元を辿れば、蓮舫氏とその支援者が行っていた事前運動や演説の妨害が公職選挙法に抵触するのではないか、という疑いや、支援者が街中の至る所に勝手に貼り付けた「Rシール」を誰も始末しに行かない、という迷惑行為を数多く指摘されているのであり(中には誹謗中傷の類いもあるだろうが)、国会で数々の「選挙違反」を叩いてきた蓮舫氏が、こういうことに真摯な対応を取らないことが返り討ちに遭っている原因なのです。被害者面すれば、みんなが同情してくれるとでも思ってるんですかね。どれだけ自分に甘いんでしょうか。

ワシは蓮舫氏を甘く見ていました。彼女が自分に甘いのは今に始まったことではないですが、まさか、こんなことでヘコたれるとは想定外でした。また、ワシは蓮舫氏は選挙に強いものだとばかり思っていたのですが、全くの誤解だったようです。これまでnoteに投稿してきた彼女の話は「選挙に強い」というのを前提にしたものでしたが、そうではなかったんですね。どうやらワシは蓮舫氏を買い被り過ぎていたようです。ワシは、サヨクの皆さんと違って堂々と反省出来る漢なので、ちゃんと反省します。

では、そういうことなら「現職が立候補したら負けなし」という東京都知事選挙に、彼女はなぜ挑んだのでしょう。立憲民主党を離党し、立憲民主党を支持する連合(日本労働組合総連合会)と歴史的に折り合いが悪い共産党と手を組んで、強敵「緑のたぬき」になぜ勝てると思ったのでしょう。その言動から政治家としての資質を疑われている「頭ポンポンの人」の出馬が想定外だったことを差し引いても、圧倒的有利な現職に勝てると本気で思っていたのでしょうか。「勝ちに不思議の勝ちあり 負けに不思議の負けなし」とは名将・野村克也の名言ですが、都民の生活に直結する選挙において、もし「不思議の勝ち」に賭けていたのだとしたら、これほど都民を愚弄した話はないですよね。選挙はギャンブルじゃないんですから。

自民党叩きと官僚叩きのスキルばかりを磨いてきた20年。知名度とマスコミの印象操作に守られて実績はゼロ。不祥事の対応も誠実さゼロ。実績ゼロで反省ゼロなら、いくら「緑のたぬき」の「ゼロ」を突っ込んでみたところで撃沈するのは当たり前です。20年という国会議員のキャリアと、元閣僚という肩書を過信していたのであれば、恥を知った方がいいですね。キャリアや肩書が立派でも、それが表面上だけで、仕事が出来ない人は山ほどいます。何か問題があったとき、何か新しいことを始めようとするとき、他人様に何かを訴えたいとき、他人様の力添えが必要なときは、一度立ち止まって自分自身を客観的に見つめ直すことが如何に大事かということです。それが出来ない人にいい仕事が出来るわけがないし、何より他人様の信用を得ることができません。支持者だけが選挙違反を疑われてまで一所懸命応援したところで、選挙なんか勝てっこないんですよ。まさに、サヨク特有の「反省しない」ですよ。負けて当たり前です。

Xでそんなやりとりをボーっと眺めていた休日、トランプ前大統領が、演説中に銃撃されるという速報を目にしました。安倍元首相暗殺からちょうど2年。安倍氏のマブダチだったトランプ氏が同じ目に遭うとは、なかなかショッキングな事件です。犯人はその場で射殺されたとのことですが、トランプ氏は負傷し、聴衆には犠牲者が出ました。

保守派が最も忌み嫌うテレビ番組のひとつ、TBS日曜朝の「サンデーモーニング」でもこの事件を報じ、膳場貴子キャスターが「(トランプ氏にとって大統領選の)プラスのアピールにも〝なりかねない〟」となどと発言したことが物議を醸しています。事件の直後にトランプ氏の安否より選挙の話、しかも、トランプ氏が選挙を有利に進められることが、何か悪いことのような言い種です。膳場キャスターにはトランプ氏が大統領に返り咲くことが気に入らないのでしょうが、視聴者にとっては、あなたの好き嫌いなどどうでもいいんですよ。まずは、トランプ氏や犠牲者への気遣いの言葉が出てこないものなのでしょうか?ホリエモンに「人の心はないのか」と言われていましたが、全くその通りです。ここでも「人命軽視はサヨクの伝統」ですか。テレビのキャスターですらこの有様です。さすが、偏向報道に定評のあるTBSですね。

ワシは、報道機関が中立でなければいけない、などとは思いません。思想信条の自由が保障されている限り「中立でいろ」というのは無理な話です。右だろうと左だろうと好きにしてください。ですが、報道は公平公正でなければなりません。それが出来ていないのが日本のマスコミです。特にテレビ局に至っては、各局揃いも揃って左派であり、左派であることには何の問題もありません(いや、問題あるけど)が、左派のテレビ局が、公共の電波を使って自民党だけを攻撃し、公共の電波を使ってサヨク政党を応援し、公共の電波を使ってサヨク活動の後押しをしているのが問題なんです。こう言ってはナンですが、蓮舫氏が「自分には能力がある」「自分こそ都知事に相応しい」などと勘違いしたり、立憲共産党支持者による選挙違反を疑われる迷惑行為が横行するのは、マスコミが彼らを甘やかしたことによる結果なんですよ。自民党の中には、団扇を配って大臣をヤメた人、線香を配って公民権がなくなった人もいるんです。公平公正な報道が出来ないのなら〝報道機関〟を名乗るのをヤメてください。穢らわしい。