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『三宅雪嶺人生訓』六

https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/933730/1/19

〇人に憂ふ可きもの
 人に憂ふべきは多言に在らず、空論に在らず、徒らに思慮するに在り、単に思案に暮るるに在り。

『日本及日本人』、『三宅雪嶺人生訓』三頁

〇人の憂慮すべきもの
 人が憂慮すべきは口数が多いことではなく、空論を玩ぶことではない。むやみにあれこれと考えを巡らせることにあり、単に思案に暮れることにある。

【補説】
頭の中にある段階では、いくらすばらしい考えでも価値はないも同然である。
何らかのかたちでアウトプットしてこそ価値がある。

悩みに費やすほど人生は長くはない。

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