ザンビア滞在記 DAY55

回想する。

私はとあるアフリカ系の研究科に所属しており、農村社会に興味を持った。

レビィスト・ロースなんか図解でしかよくわからなかったが、遠くの知らない国の言語もわからない人々と交流することを目指した。
とはいえ、言語が全く分からないとジャングルブック状態になるので、せめて調査助手は英語がわかる人にした。

そんなこんなで行きついたのがザンビア共和国だ。
比較的安全で、都市は発展しているけれど、農村は発展していない、おおらかな人が多い国、そんなイメージで行った。

渡航後1週間は書類づくりで地獄の1週間だった。
調査許可を取るために、現地の大学の担当教官が、私の研究に近い論文をレビューして提出してほしいとのこと。
しっかり文章にまとめたことがなかった私は焦った。
こんなことできるのか。納期早くないか。。

結局、先生の指導のおかげで無事レビューし終え、書類をそろえることができた。

慣れない途上国、初めてのアフリカ、大学まで歩いても行ける距離だが、片道1時間はかかり、のどがカラカラ。

大学の敷地内のスプリンクラーで子供に水浴びをさせている奥様たち。
自分の車で通学してくるお金持ちそうな学生たち。
ズボンの後ろがない、ホームレス?のような人。
すぐに電話番号を聞いてくる青年たち。
フルーツや野菜を小売りしながらおしゃべりするおば様たち。

どれもこれも新鮮で、面白かった。

カオスな世界、個々はまだ序の口だった。

村での濃い生活もお楽しみに。



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