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日本企業知財部→米国法律事務所に転職→1年でレイオフ→半年間ボウゼンとする→めげずに米…

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日本企業知財部→米国法律事務所に転職→1年でレイオフ→半年間ボウゼンとする→めげずに米国で起業→現在、現在5カ国で起業中。権利ビジネスを生業にし、不労所得のお手伝いが仕事です。最近は、アジアでニセモノ品の摘発もしてます。知財のいろいろな仕事を、世界のアチラ、コチラでやっています。

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記事一覧

中国特許法大改正!

今までの中国への考え方や、中国特許の知識では、太刀打ちできない時代が。

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3年前

大手と対等な関係を築くために、苦労していませんか? 大手と渡り合う、知財の活用方法

今日は、大手と渡り合う、知財の活用方法を説明します。 あなたの会社は、大手企業や中堅企業に商品やサービスを提供していますか? 大手企業と対等な関係を築くために、苦…

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3年前
1

儲かる高付加価値のお仕事 ―特許翻訳の品質とは?-

翻訳ビジネスは、知財のお仕事の中でも数少ない儲かるお仕事だと思います。 でも、特許翻訳の品質って、どうやって決まるのでしょうか。 僕は、日本とアメリカの弁理士とし…

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3年前
3

著作権法改正、写真のスクショによる複製やライブ配信は?

令和二年に、著作権法が改正されました。 いわゆる写真のスクショによる複製やライブ配信で、映り込んだ著作物が、どのように扱われるのか解説してみます。 携帯電話によ…

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3年前
1

知的財産(特許、商標など)の仕事で、稼げる職種とは! ー仕事の探し方もアドバイス! ー

知財コンサルという職業は、日本の場合には、弁理士資格を持っていない方が、便宜上、名乗る職種のように見えます。 しかし、海外では、いろいろな職種が知財にはあります…

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3年前

著作権法の改正、二次創作への取り締まりは、こう変わった!

令和二年に、著作権法が改正されました。 そのうちの一部は、すでに施行されています。 いわゆる二次創作がどのように扱われるのか解説してみます。 二次創作が盛んなキャ…

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3年前

儲かる高付加価値のお仕事 ―特許翻訳の仕事を、どうすれば獲得できるか。-

翻訳ビジネスは、知財のお仕事の中でも数少ない儲かるお仕事です。 しかし、最近は、翻訳会社のトライヤルを受かっても、簡単にはお仕事は来ないようです。 件数が減少し…

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3年前
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準備に一番時間が掛かる「発明の詳細な説明」を書いてみよう!

発明の詳細な説明が、実は一番、準備に時間が掛かるんですよね。 発明の詳細な説明とは、その技術を知っている人が、その発明を製造したり、使用したりすることができる程…

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3年前
1

知財コンサルは、弁理士とは何が違う? 海外では、知財コンサルの方が儲かる!

海外では、知財コンサルの方が、主流な職種です。 知財コンサルという職業は、日本の場合には、弁理士資格を持っていない方が、便宜上、名乗る職種のように見えます。 海…

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3年前
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改正著作権法で、罰則がマジで厳しくなりました!

令和二年に、著作権法が改正されました。 罰則がとても厳しくなりました。 具体的に、どのような罰則が行われるのか解説してみます。 侵害のほう助にしかすぎなかった、漫…

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3年前
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儲かる高付加価値のお仕事 ―アメリカ特許翻訳の勉強法-

翻訳ビジネスは、知財のお仕事の中でも数少ない儲かるお仕事ですが、なかなか経験や知識を得るのが難しい業界です。 特許翻訳者って、どうやってなるんでしょうね?学生時…

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3年前
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いまは、第 4 次産業革命とグローバル化による産業構造の急激な変化が起こっている最中です。

新型コロナ感染症への対応に伴い、社会全体が「新たな日常(ニューノーマル)」を模索しています。 そんな今、変化に対してスピード感をもって対応していく企業と、変化に…

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3年前
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弁理士って、どんな仕事?難しい資格?将来性は?疑問に答えます。 -海外に興味がある人は必見です。-

弁理士の資格というのは、国ごとに規定が異なります。 海外で、弁理士というのは、実は弁護士よりも上位の職種になることが多いです。 アメリカの弁理士の場合理由は、通…

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3年前
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ネット漫画がお好きなあなた、改正著作権法に注意しましょう!

令和二年に、著作権法が改正されました。 そのうちの一部は、すでに施行されています。 具体的に、どのような内容がされたのか解説してみます。 ネット上の海賊対策の強化…

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3年前
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儲かる高付加価値のお仕事 ―プロ特許翻訳者の現状-

翻訳ビジネスは、知財のお仕事の中でも数少ない儲かるお仕事だと思います。 今日は、プロの特許翻訳者の現状について、解説してみました。 翻訳は最も重要なプロセス僕は…

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3年前
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脚光を浴びている、ベトナム特許庁による判定制度

ベトナムでは、知的財産権に関する消費者の意識の低さや、海賊版の横行等の商慣習から、知的財産権の侵害が広く容認されています。 さらに、元関係者による冒認商標の登録…

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3年前
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再生

中国特許法大改正!

今までの中国への考え方や、中国特許の知識では、太刀打ちできない時代が。

大手と対等な関係を築くために、苦労していませんか? 大手と渡り合う、知財の活用方法

今日は、大手と渡り合う、知財の活用方法を説明します。 あなたの会社は、大手企業や中堅企業に商品やサービスを提供していますか? 大手企業と対等な関係を築くために、苦労している経営者は多いですよね。 そんな時に知財を持っていると、関係の改善に役立ちます。 さまざまな不当な要求を受けることも多くの個人や中小企業の経営者の皆さんは、日々、安定した経営を模索していると思います。 大手や中堅企業の継続的なパートナーになると、経営的に安定しますよね。 単発の仕事の受任よりかは、定期的な仕

儲かる高付加価値のお仕事 ―特許翻訳の品質とは?-

翻訳ビジネスは、知財のお仕事の中でも数少ない儲かるお仕事だと思います。 でも、特許翻訳の品質って、どうやって決まるのでしょうか。 僕は、日本とアメリカの弁理士として、数多くの外国出願に携わってきました。 翻訳の評価は、人によって、会社によって、違う1990年代に、日本企業の外国出願を社内弁理士としてやっていて、分かったのは、翻訳の評価は、人によって、会社によって大きく異なるんだな、ということです。 すでに、1990年代から、特許専門の特許翻訳者という方たちがいました。 でも

著作権法改正、写真のスクショによる複製やライブ配信は?

令和二年に、著作権法が改正されました。 いわゆる写真のスクショによる複製やライブ配信で、映り込んだ著作物が、どのように扱われるのか解説してみます。 携帯電話によるネット利用の浸透から、さまざまな著作権の問題が発生携帯電話やタブレットで、写真や動画を撮影した際に、偶然、背景にある著作物が入っちゃうことってありますよね。 このような、映り込みによる権利制限が変わりました。 もともと、スマホなどで、写真や動画を取った際に、著作物の映り込みの問題は、従来から著作権侵害になりませんで

知的財産(特許、商標など)の仕事で、稼げる職種とは! ー仕事の探し方もアドバイス! ー

知財コンサルという職業は、日本の場合には、弁理士資格を持っていない方が、便宜上、名乗る職種のように見えます。 しかし、海外では、いろいろな職種が知財にはあります。 ブルーオーシャン?さまざまな知財の職種の中で、日本人がいない分野は、はっきり言って、ブルーオーシャンと呼ばれ、稼げる職種と言えます。 加えて、日本の知財政策は、周辺のハイテクの東アジアの国々に比べ、ガラパゴス化が始まってきています。 知財の実務の中で、儲かる職種というのも、今後、大きく変わってくると思います。

著作権法の改正、二次創作への取り締まりは、こう変わった!

令和二年に、著作権法が改正されました。 そのうちの一部は、すでに施行されています。 いわゆる二次創作がどのように扱われるのか解説してみます。 二次創作が盛んなキャラクター二次創作というのは、原作をもとに、許諾なくパロディなどを、原作者以外が制作した創作を言いますよね。 原作の漫画やアニメが完結しているのに、二次創作が盛んなキャラクターっていますよね。 ここで問題になるのは、二次創作をした人が、それを原作者に無断で、サイトへ二次創作者が上げる行為と、アップされた二次創作を、

儲かる高付加価値のお仕事 ―特許翻訳の仕事を、どうすれば獲得できるか。-

翻訳ビジネスは、知財のお仕事の中でも数少ない儲かるお仕事です。 しかし、最近は、翻訳会社のトライヤルを受かっても、簡単にはお仕事は来ないようです。 件数が減少し、機械翻訳が広がる特許翻訳の業界では、国内出願数が2006年以降、劇的に減少することから、翻訳の仕事も大きく減少するトレンドが始まっています。 それに拍車が掛ったのが、グーグル翻訳をはじめとしたインターネットを利用した機械翻訳です。 つまり、もう濡れ手に粟のトレンドは、知財業界では、見つけることが難しい時代です。

準備に一番時間が掛かる「発明の詳細な説明」を書いてみよう!

発明の詳細な説明が、実は一番、準備に時間が掛かるんですよね。 発明の詳細な説明とは、その技術を知っている人が、その発明を製造したり、使用したりすることができる程度に、発明を簡潔に記載する部分なんですよね。 読み手がわかるように!多分、特許の準備書面の8割くらいの枚数は、この発明の詳細な説明なんですよね。 発明は、他の発明や従来の技術と識別できるように記載します。 可能な範囲で、読み手が、他の発明と技術的な差異がわかるように、記載するんですよね。 発明の全体を平坦に説明しただ

知財コンサルは、弁理士とは何が違う? 海外では、知財コンサルの方が儲かる!

海外では、知財コンサルの方が、主流な職種です。 知財コンサルという職業は、日本の場合には、弁理士資格を持っていない方が、便宜上、名乗る職種のように見えます。 海外では逆?しかし、海外では、弁護士や弁理士の資格自体は、それほど難しくない国も多くあります。 なので、資格自体はそれほど重要ではありません。 アメリカでは、ホームレスの弁護士なんて結構いたりします。 多分、日本人は、とても資格が好きな国民性なんだなー、と日本の士業の人たちと話すと感じます。 私自身は、知財の仕事に弁

改正著作権法で、罰則がマジで厳しくなりました!

令和二年に、著作権法が改正されました。 罰則がとても厳しくなりました。 具体的に、どのような罰則が行われるのか解説してみます。 侵害のほう助にしかすぎなかった、漫画村次に、侵害コンテンツのダウンロードの違法化(令和3年1月施行済)について、民事および刑事ともに、明確に適用になりました(著作権法119条)。 前に、漫画村っていうサイトが、月間ダウンロードが1億回を超えている、なんてニュースがありましたよね。 漫画村で問題になったのは、このサイトでは、単にリンク情報を纏めてあげ

儲かる高付加価値のお仕事 ―アメリカ特許翻訳の勉強法-

翻訳ビジネスは、知財のお仕事の中でも数少ない儲かるお仕事ですが、なかなか経験や知識を得るのが難しい業界です。 特許翻訳者って、どうやってなるんでしょうね?学生時代から、特許翻訳者になりたいっていう人は、あまりあったことがありません。 多くの方は、他の分野の翻訳を経て、最終的に特許翻訳にたどり着いているようです。 あるいは、もともとは特許技術者であった方が、特許翻訳者になったという場合も、そこそこ多いようですね。 では、みなさん、どうやって翻訳者として、お仕事をもらえるくら

いまは、第 4 次産業革命とグローバル化による産業構造の急激な変化が起こっている最中です。

新型コロナ感染症への対応に伴い、社会全体が「新たな日常(ニューノーマル)」を模索しています。 そんな今、変化に対してスピード感をもって対応していく企業と、変化に踏み出せない企業とは、差別化されていきます。 第四次産業って何ですか?経産省が、新型コロナ感染症への対の状況も踏まえつつ、現在の産業構造の変化や、個人のキャリア観の変化などを纏めた提言書が出ました。 いま、実は、第四次産業革命による産業構造の変化の最中なんです。 第四次産業って何ですかね? 農業・林業・水産業は、第一

弁理士って、どんな仕事?難しい資格?将来性は?疑問に答えます。 -海外に興味がある人は必見です。-

弁理士の資格というのは、国ごとに規定が異なります。 海外で、弁理士というのは、実は弁護士よりも上位の職種になることが多いです。 アメリカの弁理士の場合理由は、通常の弁護士資格の他に、特別な特許資格を取らないと、弁理士として活動できないためです。 アメリカの場合は、弁護士の他に、パテントエージェントという資格を取らないと、特許の仕事ができません。 このパテントエージェントという資格は、多くの州の弁護士資格よりも、難関資格なんです。 ですから、弁護士資格に合格できても、パテン

ネット漫画がお好きなあなた、改正著作権法に注意しましょう!

令和二年に、著作権法が改正されました。 そのうちの一部は、すでに施行されています。 具体的に、どのような内容がされたのか解説してみます。 ネット上の海賊対策の強化今回の改正の目的は、インターネット上の海賊対策の強化です。 もうずいぶん前から、インターネット上での海賊版行為が、世界中で横行しています。 たとえば、音楽、アニメ、映画、テレビ放送、漫画コミック、書籍、ゲームなどの広い範囲で行われています。 日本のアニメ、映画、テレビ放送、漫画コミックも例外ではありません。 国内

儲かる高付加価値のお仕事 ―プロ特許翻訳者の現状-

翻訳ビジネスは、知財のお仕事の中でも数少ない儲かるお仕事だと思います。 今日は、プロの特許翻訳者の現状について、解説してみました。 翻訳は最も重要なプロセス僕は、日本とアメリカの弁理士として、数多くの外国出願に携わってきました。 会社の知財部から、20年くらい前にスピンアウトして、先ずやったことというのは、特許の翻訳サービスだったんですよね。 当時、日本企業の外国出願を社内弁理士としてやっていて、痛感したのが、外国への特許出願にとって、翻訳は最も重要なプロセスだったという点

脚光を浴びている、ベトナム特許庁による判定制度

ベトナムでは、知的財産権に関する消費者の意識の低さや、海賊版の横行等の商慣習から、知的財産権の侵害が広く容認されています。 さらに、元関係者による冒認商標の登録が、後を絶ちません。 乗っ取られる日本の有名ブランド多くの日本企業の名前やマークが、ベトナムの現地の人に商標登録されています。 日本企業は、知財のコストを、過去20年以上に亘り、減らし続けてきたので、外国での権利取得や維持に消極的でした。 そして、いま平均所得が高額化した中国から、未だに安かったベトナムへ、世界の工場