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フィールド実習報告会を開催しました

社会福祉学科教員の清水です。

武蔵野大学社会福祉学科では、今年度からフィールド実習という授業がスタートしました。

これまで社会福祉学科では、社会福祉士の国家試験受験資格を得るために必要な実習授業(現 ソーシャルワーク実習)しか現場実習を単位として認めるカリキュラムはありませんでした。しかし、2021年度入学の学生から始まった新カリキュラムでは、社会福祉士を目指す学生はもちろん、目指さない学生も、学科が定める基準を満たす実習先で、実習指導を受けて策定した計画に基づき行うことで正課の単位として認められることになりました。

今年度は8月〜12月に4名の学生が、障がい者のスポーツを通じた社会参加を促進する団体や、国際養子縁組や難民支援を行う団体、地域づくりを交えた就労移行支援を行う団体や、地域での活動を支えるコミュニティ財団といった多様な分野での団体で実習を行い、1月22日に実習報告会を開催しました。

報告会には実習先施設の指導者の方や、来年度履修を希望する学生などが集まり、実習生から実習の体験や学びの内容、目標到達度などについて報告がなされました。

実習生の発表の様子…実習先の指導者を前に緊張!

本授業は三年生から履修可能な選択科目ですが、大学でも3年次というのは、就職活動を始めとし、今後のキャリアや方向性を決める大事な時期になります。今年度の実習生はテーマや対象、法人格などが異なる団体へ実習に行き、それぞれが真摯に実習目標に向き合い、大学での座学の学びを現場にいかしたり、非営利法人の運営のリアルを体験したり、支援現場で利用者自身との交流をしたり、多様な学びを体現してきました。

フィールド実習担当教員からのコメントの様子

学科としてもカリキュラムの構築なども手探りで進める部分もありましたが、学生からの報告から感じとれる充実感から、改めて資格実習外で、ミクローマクロの視座を行き来しながら進めるソーシャルワーク実践舞台の多様性とその重要性を実感しました。そして、学生に貴重な体験機会を提供頂けるのは、何よりも実習先の皆様のカリキュラムへの理解とご指導によるものであり、一緒にプログラムをつくるチャレンジにご協力頂いたことに、改めて、この場を借りて感謝申し上げます。


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