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2017年12月30日。「米国製コーラを飲んでいる日本女性」のビジュアルインパクト

MusubuAssets NFTコレクション - Days: Tokyo Rainbow Beauty since 20th November, 2017
30th, December 2017: A beautiful Tokyo actress with blue hair and a police hat, in street fashion, is drinking a coke. 9.8MB PNG file

NFT作品:30th, December 2017: A beautiful Tokyo actress with blue hair and a police hat, in street fashion, is drinking a coke. 9.8MB PNG file

視認性の良い文化的なアイコンとしての米国製コーラ

OpenSeaのNFTコレクションでは、全体を見渡した時に、視認性の良いアイテムを"Traits"(日本語版では"特性"と訳されている)として各作品に配し、似たようなビジュアルテーマをTraitsで差別化させることがよく行われています。
Traitsは、わかりやすく言えば、「パッと見てすぐにわかる差別化視覚要素」ですこちらの投稿では、黄色い建設用ヘルメットを視認性の良いTraitsにしたと述べました。

上に掲げた作品では、警察の帽子、米国製コーラ、髪の色の青、ストリートファッション、そして額縁がTraitsになっています。

美しい女性が米国製コーラを飲んでいる図は、なかなか絵になるもので、何枚となく取り組んできました。以下はその一例。

東京の着物ダンサーが米国製コーラを飲んでいる図

世界中で売られている米国製コーラは、一種の文化的なアイコンであり、これを出すだけで、「アメリカ文化圏の傘下にある何か」を表現することができます。

日本はアメリカとの戦争に負けた国である訳で、戦勝国のコーラが日本の津々浦々で売られている現象は戦後に定着したものです。高村光太郎が大正期に書いた詩集でコカ・コーラに言及していますが、調べてみるとこれは輸入食品商店の明治屋が東京で売っていたもののようです。日本で米国製コーラが製造され、販売されるのは戦後になってからです

日本女性に米国製コーラを飲ませることで、「日本は米国に負けたけど、美しい日本の女性たちはコーラを楽しそうに飲んでいるよ…」というメッセージを見る人に与えることになります。



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