見出し画像

学生運営キッチン:ペペロンチーノ&ゲーム ペロむ

画像1

私の事務所の1Fは、シェアキッチン&フリースペースとして、いろんなイベントや催しにフリーに使える場所として開放しています。時に、いろんな人が集う不定期開催の食堂「まっちゃん食堂」が開かれたり、プログラミングを楽しむもくもく会や、オンラインイベントの配信基地になったりもします。

今回は、学生のいながきたくま君を中心として、学生だけで運営するペペロンチーノ&ゲームのお店「ペロむ」が2週間限定でOPENしています。
これがまた面白いんです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ペペロンチーノ&ゲーム ペロむ
1月18日(月)〜29日(金)18:00〜23:00(土日休み)
(うち18日〜20日は、告知せずひっそりとOPEN)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メニューは彼の渾身の「ペペロンチーノ」のみにしぼり、ドリンクはソフトドリンクのみ50円で1杯。あとはゆったり時間を楽しめるようにと、ゲームやり放題。
飲食をちょっと知っている大人からすると、えっ!それでいいの?なんて思っちゃうわけなんですが。現に、オープン前の試食会では、値段が高すぎるだの、バリエーションがあった方がいいだの、サラダが欲しいだのと、大人たちは色々と無責任なアドバイスをしていました笑

画像2

ところがどっこい、OPENしてみると、大人のそんなアドバイスはむしろ不要。新規のお客様が、興味を持ってやってくる。この「ペペロンチーノ」しかない、しかも一見怪しげなこのお店に。

メインの顧客ターゲットは、知り合いの学生とその友人としていたようだが、実際のところ、知り合いの大学生は2割程度。
後は、新規顧客とのこと。時に、近所の主婦の方が、仕事帰りのサラリーマンや、経営者までと様々。家族やカップル、お一人様と、これまた様々なお客様がいらっしゃる。
テイクアウトも途中からはじめたところ、テイクアウト需要もボチボチ悪くないらしい・・・。

しかしそもそも、なんでこんなことをたくまくんははじめたのか?
それは、今回たくまくんたちがお店を開くように、学生が自分達でイベントなどの企画をして、自己実現できて、またそれが自分たちのキャリアアップに繋がるような場所を提供していきたい!という想いから。今回はそのための学生団体立ち上げに向けての集客&プレって感じでスタートのはず・・・でしたw

しかし、実際にOPENしてみたら、学生だけじゃなく、この場に来る大人たちもそんな場所を探していることがわかったらしい。というわけで、もう少し目的は大きいものになり、この場を介して関わるいろんな人が、自己実現できる、つまりやりたいを実現できる場づくりをしていこう、となったのです。

早速、次回はこの「ぺロむ」にたまたま食べにきた近所に住む中学生の女の子が店長となり、お母さんと一緒に、クッキー&ジャム&漬け物の店がオープンしそう(笑)。
この掛け算も、もう興味深い。一見すると、えっ?って耳を疑う。あれ?クッキー&ジャムと、、、漬け物!?
でも彼女は大真面目に、なぜそのお店を開きたいかの想いを語る。それはもう、すぐにOK。やってみてもらいたい。

こんな感じで、ゆるゆると開いているぺロむ、そしてたくまくんたちを媒介にして、人と人、そしてコトがゆるやかにつながっていく。色んな人のやりたいがつながり、実際にコトが実現していく。

私自身、地域でいろんな場づくりをやってきたが、これは、今までとはまた違ったケース。なかなか計算でできるもんじゃないなと、とっても興味深く観察をしています^ ^

画像3



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?