見出し画像

布マスクを作ろう[材料編]

布マスクを作り始めてからかれこれ17枚のマスクを作りました! いまでは自分なりに作りやすい方法もできて、時間のある日は1日2枚を目標に縫っています。

わたしが最初に縫おうと決めた時にネットから拾ってきた型紙と作り方が出ているサイトはこちら↓↓

立体成形マスクっていままで使ったことがなかったので抵抗があったんですけど、作り方を見たら簡単そうだったし、なによりアイロンを使って紙マスクのひだの部分(プリーツ)を作らないといけないのがいやだなぁと思ってこの形にしました。

ちなみに、アイロンを使うと、ミシンとペアで使うので4人がけのテーブル一面を占拠することになります。もちろん、アイロン台の脚を立てて床でやってもいいんですよ。でもどちらにしても行ったり来たりが面倒で……。むかし、縫い物してた時はまだフットワーク軽かったんですけどね。

☆注意:ここから布マスクの材料の説明に入りますが、絶対、必要以上の買い占めをしないでください。お願いします。最近は布マスクつけてる方が増えてきました。みんなが手軽に使える布マスクであってほしいです。売るのが目的なら材料もネットで注文して買ってください☆

さて、今回は大人用で。大人用は大きいので作りやすいです。洋裁は小さいものの方が細々縫うので難しいのです。さっきのサイトから型紙をA4横でプリントアウトします。そうしたら、大人用の型紙の線で切ってください(紙なので普通のハサミで切りましょう。)

画像1

こういう型紙ができましたでしょうか? わたしはのちのちのことを考えて2枚作りました。この型紙は縫い代込みだそうなので、線の内側で切っても大丈夫です。この型紙から、表地2枚、裏地2枚を切っていきます。

ところで、どんな布を使ったらいいのか気になりませんか? よく言われるのがダブルガーゼ。2枚のガーゼがくっついているので1枚のガーゼを自分で重ねるより扱いが楽になります。そこでダブルガーゼを使うというのが一般的になっています。でも、医療用ガーゼを2枚重ねて切って縫えば、ダブルガーゼと一緒に、3枚ならトリプルガーゼ(買うと高い)と一緒になるので、なかなか手に入らないダブルガーゼのことは家族用なら忘れましょう。

さて、まず【表地】。これは意外と幅広くいけます。例えば、ダブルガーゼ(先述)。これはいま、なかなか手に入りません。Amazonでもひどいものを売りつけられたというレビューがありました。ちなみに茶色のはわたしが元々持っていた生地(何を縫うつもりだったのか忘れた……)。表も裏も同じ生地ですが、わりとしっかり。ちなみに肌なじみのいい色なのでうちではちょい人気。上の白黒のは市販の紙マスクのように四角いマスクです。型紙ちがい。顔の大きな夫用。

画像2

次に綿ブロードやシーチング。一般的な布、という感じ。もし買うなら「綿ブロードください」と言えば教えてくれます。やわらかめの布です。柄物も多いので好きな柄のマスクも作れます。作るとこんな感じ。

画像3

それから、よく子供のお道具袋などを作る時に使うキャラクター布。あれはオックスというちょっと硬い布なのですが、お店の店員さんと話した結果作れなくはない(ウイルスの侵入は防げないけど咳エチケットは守れる)という話になり、わたしも数種類買いました。子供なら喜ぶだろうし、大人でも気分が上がると思います。生地は固め。ただ色柄豊富。下のシロクマ柄が派手すぎずうちでは人気。これはまだゴム紐をつけていない状態です。↓↓

画像4

綿麻。一時期流行りましたが。綿麻はサラッとしていていいんですがわたしはアイロンをかけないとしわになるところが……。うちは夫がアイロンをかけなくちゃいけない仕事に就いていないので、できるだけかけたくない! しかし、柄がかわいいので縫ってみました(娘が小さい時にパフスリーブのブラウスになる予定だったけど少し足りなかった)。↓↓

画像5

おまけ。子供の着られなくなったTシャツの生地(正式にはスムース。カットソーというやつです)で。やわらかくてよく伸びます。ただし、引っ張ると布自体の伸縮性が良いので型紙から切り取ったり、縫う時に引っ張ったりしないように注意が必要です。が、なんとかなるし切ったところによってはユニークな柄になるし、リサイクルだしいいと思います。↓↓どうしてこれは写真が縦なの!?

画像6

と、いまのところ使っている表地はこんな感じです。まぁ、ダブルガーゼ(あるなら)かブロード、シーチングが縫いやすいかなぁ。

--------キリトリ線--------

次に【裏地】。

ダブルガーゼを筆頭に、口に、肌に直接つくところなのでやわらかめの布がいいですね。かつ、当然洗濯ができて、できればウイルスに少しは強いといいなぁ、と。

作り方のサイトには、さらしや布巾、ハンカチでも代用可能になってますね。洋裁用品店のお姉さんは裏地はシーチングだと言っていました。

で、わたしが実際に使ったのは医療用ガーゼ、ダブルガーゼ、ガーゼタオル、のりなしガーゼ布巾です。ガーゼタオル、あまり使う方がいないのか売れ残ってます。口に当たるほうをガーゼにします。これも一応、洋裁用品店でお話して「いけるんじゃないか」となったのですが、少なくとも咳エチケットにはなりますよね。ガーゼタオルで作ると少しだけボリュームが出るのでふっわふわになります。子供に大人気。たぶん、まだ売っているところもあるんじゃないかなぁと思います。↓↓

画像7

それからわたしが行く先々で買っているのが布巾(笑)。400円くらいするので貧乏くさく1回に1袋しか買わない……。しかしガーゼの布巾は贅沢にもガーゼを5枚とか6枚くっつけてあるので、ウイルスには気持ち、強いのではないかと!? 世の中には糊つきの布巾とそうでないものがあって、糊つきはバリバリです……。よーく洗えばいいのかもしれないけど洗濯機で洗ってもバリバリ。布巾として使うことにしました。その点、糊なし布巾は形も整っているし、医療用ガーゼのように自分で苦労して重ねて切る必要も無いし。使いやすいと思いますが買い占めはやめましょうね。↓↓

画像8

書くのは忘れていた医療用ガーゼ。ダブルガーゼは市場にないと聞いていたので薬局で有り余っていたガーゼを買いました。滅菌なんて高いものじゃないです。ただのガーゼなので好きなように使えるのが長所。ダブルでも、トリプルでも重ねて使えます。ただしTシャツ生地のようになんだかシャキッとしない生地(やわらかすぎる)で、縫ったりする時気をつかうんですけど、最終的にはけっこう上手くいってるのでそれでいいかもしれない。

医療用ガーゼは、マスクと口の間に挟んで使うこともできます。わたしの買ったのは普通なんだと思うんだけど10メートルだったので、挟む用には十分かと。マスク作るのに型を取った余りを挟む用にするといいと思います。

--------キリトリ線--------

【ゴム紐】

紙マスクに使われているのはポリウレタンのゴムらしいのですが、普通に暮らしているとそんなものは持っていません。というわけで再利用。使って捨てるだけになった紙マスクの紐2本を取って使えます。耳は痛くならない、伸縮性良しの良品です。なので捨てる前にゴムを忘れずに。

次にわたしが使っているのは幅3ミリの平ゴム。これはまず売ってないと思います。わたしはたまたま持っていたのでいまはそれを使ってます。ポリウレタンより伸びは悪いですが痛くはないかな。ハンドメイド販売している友人によると6ミリまでの平ゴムは大丈夫だそうです。これは運が良ければ買えると思います。3ミリは元々、百均なんかには置いていないので入手困難かな。(ドールの洋服用に使った余りです)↓↓

画像9

丸ゴム。小さい女の子に髪を結ってあげるときに使う細いゴム。いいですか、細いものじゃないと耳が痛くなるそうですよ。これもわたしはたまたま、ハンドメイド販売やってた時の余りがあったのですが、いまはまだ平ゴムで間に合っているので使っていません。使用感は不明。↓↓

画像10

子供の赤白帽などに使う縁がヒラヒラしたソフトゴム。写真だと黒のチェックのマスクのゴムがそれです。元々、耳が痛くないように作ってあるので適しています。実は黒マスク、夫のもので、きついらしいのでゴム紐をいちばんゆったりしたものにしました。この、帽子用紐、前は百均でバンバン売ってたんですが……。わたしはまたしても、いつ子供のゴムが伸びてもいいように白も黒も買い置きしてあったのでした^^;↓↓

画像11

どうしてもゴムのない方。ネットで教わったんですがタイツやストッキングって破るとくるくるってなりません? あれ、ゴム紐の代用になるようです。試してみてください。

おすすめはリサイクルですかね。数枚作るならそれがいいかと。わたしはたくさん作ろうとたまりかねてAmazonに注文してしまったので、恐ろしい長さのゴムが届く予定です。それにダブルガーゼも1メートル買ったので、合わせて2千円。

Amazonも目まぐるしく品物が入れ替わるらしく、プライム商品どころかレビューなしがたくさん。買ってみないと当たり外れはわからないですね。

夫に言わせると、ハンドメイド市場で布マスク1枚800円とするなら十分元が取れるだろうと。(ちなみに夫はこれ以上作るのは反対)まぁ、ちょっと届いたら白のブロードも1メートル買ってあるので普通のマスクを何枚か作る予定でおります。

--------キリトリ線--------

最後にトップ画像の、ムーミンのリトルミィですが手刺繍で縫いました。ランニングステッチとサテンステッチがちょこっと。刺繍糸の箱を実はまるっとなくしてしまって、百均の刺繍糸で刺したのですが思ったよりかわいく縫えました。上下の赤いステッチもポイント。内側はガーゼタオルです。

うれしいことに母のために作って、今日、母にもらわれていきました。ゴム紐が思ったより長くなっちゃったのが気になりましたが母は気にしていない様子でしたし、かわいかったので、またニョロニョロ(娘と約束)を作る予定です。商業利用しなければキャラクターから図案にしても大丈夫。アンパンマンもドラえもんも、がんばれば鬼滅も(笑)。

刺繍は安いお金で、ただの布をキャラ布にも変えられる魔法がかけられるんですよねぇ。イニシャルなんかも洒落てるかなぁと思ってみたり。糸代だけでぐんと価値が上がるので、若い時にこっそり刺繍を覚えました。こちらのリトルミィは一点物。プライスレスです。

今夜の成果。端の処理とゴムつけはあとでやるつもり。ゴムはひとによって長さがまちまちでいま一番の難問になってます……。人気のシロクマ柄と、ダブルガーゼが気持ちいいと評判の茶色のチェック、新柄のハリネズミです。これで累計20枚になりました!↓↓

画像12

できれば[作り方のコツ]もやりたいところなんですけど、余裕があったら、ということで紹介したサイトの作り方を参照にしてみてください。買い占め無しで、個性豊かな生活を彩るマスクができることを祈っております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?