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じぶん物語vol.9〜【それぞれの輝き】

それから
いろんな人たちが
わたしたちの炊き出しと一緒にやってきてくれて
それぞれの好き。や得意なこと、お仕事にされてることで
被災者のかたへギフトをしてくれた。



わたしがいっていた美容室の美容師さん

直ねえが好きなアーティストがきて、
何度も歌ってくれた

友人たちが、炊き出しを手伝ってくれたり

わたしの母はお花の寄植えをするのだけど、花が
好きだけど、お花がながされてしまった。といたのをきき
母にきてもらい、それぞれに好きなお花を鉢に寄植えしたり


万華鏡作家さんが、子どもたちに向けた
万華鏡づくりをしてくれたり



遠くにいてこれない方は
必要な物資を、おくってくださったり


ほんとうにいろんな方がそれぞれの
関わり方で関わってくれた。


そんな中
直ねえの友達が岐阜からきてくれた。
一樹さんだ。


彼は
癒詩作家と名乗り
目の前の人に書き下ろしをしたり
書で作品をつくっていた。


彼と直ねえや名古屋時代の仲間で
「きらきら塾」というのをやっていたそうで
講師の人を招き、その人におはなしをしてもらったあとに
講師、スタッフ、参加者関係なく垣根をこえてみんなで
ごはんをたべる。


そんなイベントだ。
わたしはそのはなしをきいて
共感して、仙台でもやりたい。といっていた
直ねえに一緒にやろう!といった。
直ねえの夢も叶えたいし、その想いそのものが
とてもすてきだった。


その、きらきら塾をはじめた
一樹さんが宮城にきてくれて
被災地に一緒にいって、そして
個展、きらきら塾もする予定だった。



一樹さんが
被災地に行く日は
ちょうどまた、大志さんたちも
くる予定になっていて
ふたりも、また昔からの友達らしい。


被災地では
一樹さんがひとりひとりに書き下ろしをしてくれて
みんなそれぞれに、感動していた。


一樹さんの人柄があらわれるような
ほっこりした、あたたかな空間がそこにあった。



帰り道、
わたしと直ねえ
一樹さんと大志さん、まきさんと
よく帰り道によるラーメン屋さん
「ピーコック」に寄った。



ラーメンを待つ間
大志さんが、テーブルにあった
紙ナプキンになにやら絵をかいて
説明をはじめた。


赤いペンでぐるぐる。

「これが、ゆめハンカチで
太陽になって....」



???



わたしには
さっぱり意味がわからなかった。



だけど
こうして、夢を集め続けてきた人
目の前の人にコトバを紡ぎ続けてきた人

そんな、じぶん。といえるような
ことを真ん中において生きる大人たちの
話を身近できけることが、とてもうれしかった。




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