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じぶん物語vol.6【おむすび100コ】

おむすびを結ぶ朝


暗いうちから起き出して
おむすびをごはんを炊き始める。



みっちゃんの家に
わたしと直ねえの女性陣が泊まり

あとからとみさんと
その友達がやってきた。



ごはんが炊けて、
あつあつのごはんで
小さめのおむすびをどんどん
みんなで結んでゆく。



みんなの手がご飯へと伸びる。


塩と梅むすび
シンプルなおむすびたちを
100コほど。


画像1

完成〜!!


(あ、
この色をみると鮭もいたんだろうか?)




そして
出陣組に、想いを託す。


わたしとみっちゃんはお見送り。




被災地へは
直ねえととみさん
とみさんの友達のコジコジと
もうひとりのお友達が
(なんと、個別に贅沢!うなぎむすびを
結んできてくれていた)




とりあえず
直ねえのお父さんの実家の、ある
石巻へ、向かうらしい。

あてはないけれど
きっとうまくいくだろう。


必要な人の元へ届きますように。



わたしは
職場へ、向かい
1日そわそわしていた
休憩時間に携帯をみると
道路の水がまだひいてないようす
両脇にたくさんのガレキ。
そんな様子が送られてきた。



ボランティアセンターという
専修大学にその場をかまえ
ボランティアの人たちが寝泊まりしていたり
ふりわけをしている場所へもいってみたそうた。


物資が、届いたものの仕分けの手伝いをしたり
現場での空気を感じてきたとのこと。





そして
おむすびを
受け取ってくれた
おばちゃんの、写真。


おむすびを配りおえられたこと
よろこんでもらえたこと





またみっちゃんのおうちに
集まってそのはなしをきいた。



あたたかな食卓を囲みながら。


まずは
第一弾おむすび隊
無事にひと仕事終えたのだった。

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