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じぶん物語vol.7〜枠をこえて繋がる〜

短大時代の友人たちが
埼玉や関東近郊に住んでいて
炊き出しをするから。物資を集めている。というと
お米を送ってくれたり
必要な物資を送ってくれた。

直ねえも全国に友達がいて
あっという間にたくさんの物資が集まって
炊き出しのときにもっていって
必要な方へと配っていた。

何度目かの
炊き出しのあと
その日は一緒に行けなかった
とみさんがに報告をするという会う約束をして
その日からわたしたちは付き合うことになった。

お互い自然に惹かれていて自然な流れだった。

4/15炊き出しに行く日
直ねえの友達が愛知からきているそうで
炊き出しの場所で合流することになっていた。

人数は4人くるそうだ。

その日はボランティアセンターにいって
どこか、100食分の炊き出しを必要としている場所は
ないか訪ねて教えてもらった場所へ向かった。

家が周りに集まる場所に
空き地があった。 

ここで炊き出しをしたいのですけど...。

近くにいるおじさんに話しかけると
これを台にしたらいいよ。と
木でつくられた脚と木の板であっという間に
台を組み立たててくれた。

きょうから
あたたかいものも
食べてもらえたら。と
おむすびだけでなく、汁物もつくることにしていた。 

汁物はつみれ汁。

おむすびも、できるだけ
あたたかなものを。と
炊いたごはんを冷めないように
おおきな発泡スチロールにいれて
保温してもってきた。

カセットコンロとお鍋
お水や用意してきた材料をセットする。も
塩を忘れてきてしまった。

家からでてきた
お母さんに
塩、忘れてきたのですが
いただいてもいいですか?

ちょっと待ってね。と
もってきてくれた。

炊き出しをする立場なのに
忘れてきて逆にもらうなんて...。

そんなことを
思ったがこの、わたしたちの
ちょっと抜けてる感じが
結果的によかったな。あとになって
感じた。

その日もその近くの
お母さんたちがでてきて
こうしたら美味しいよ。とつみれ汁の
つくり方を教えてくれたり

ほら、おむすびつくるんだって!と
他のお母さんたちに声をかけてくれて
みんなで、結ぶことになった。

こんな風に
わたしたちがつくったものを
たべてもらう。だけでなく
一緒につくっていく。という作業が
楽しかった。

そして
よく忘れ物をしては
お母さん〜!○○ある〜?と
借りたりもらったり。

一方的に支援するのではなくて
共にその空間や食卓をつくるということ
そして提供するだけじゃなくて
わたしたちはいつも一緒にたべていて
支援する側、される側をこえて

おなじ、いのち。として
そこに存在し共に在ることが
わたしの望んでいたことであり
こんな空間をつくることをやりたかったんだ。と

じぶんの深い願いを思い出した。

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